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公文2年目が終わる子どもと私の覚え書き②

公文の話、すっかり間が空いてしまいました。
ちょっと気が抜けてきたので駆け足で振り返ります。
(前回の内容はこちら)




①小1前期「好調なスタート時期」


始めたばかりのころ。
簡単なところから始めてくれるので余裕です。
1日10枚くらいでもなんのその。
やる気もあるし、ぐんぐん進みます。
ひらがなとか、足し算とか引き算とか。


②小1中盤~後期「荒れ狂う波の時期」


自分の知らないことを学び始めます。
2ケタの引き算とか、国語の文章問題とか。
長女は、新しいことを学び始めて慣れないうちが一番大変です。
「わからない」「できない」「やりたくない」のループ。
ここらへんで、宿題を1日5枚にしたりして様子を見ます。
「やりたくない」「やめたい」も始まります。
「なんで、学校で勉強して、さらに勉強しなきゃいけないの」とも言われました。ごもっともです…。
ここら辺が一番大変でした。そして長かった。


このときの私の話が良かったのか悪かったのかは今でも分かりません。

「〇〇ちゃんは、勉強得意だと思う。新しいことを習ったばかりのときは難しく感じるけど、慣れてきたらスイスイ進めてるでしょ。私としては、〇〇ちゃんの得意なことを伸ばしてほしい。がんばったらできる、っていうことも経験してほしい。公文してるから学校の宿題は簡単、って言ってたでしょ? 公文の先生とか、お父さんお母さん、シッターさんが応援するから、難しいことをがんばることに慣れるってことを〇〇ちゃんには経験してほしい」

みたいなことを言った気がします。
長女は納得したようなしてないような顔をしていました。
この当時、私はフルタイムで忙しく、長女は公文のときは一人で行って帰っていました。また、宿題はベビーシッターさんに見守ってもらいながら進めることも多かったです。

今、反省しているのは上記の2点が、公文を応援する上で一番よくありませんでした。

紆余曲折を経て、「公文の勉強時は隣に父か母が付き添う。」がマストとなりました。
ちなみに、学校の宿題は帰ってきたら一人でぱぱっとやれます。

「公文に比べたら簡単だもん」
負荷筋トレに対する感想ですね。
ちなみに、「日記」とか「感想文」とかの宿題は例外です。
私とケンカしながら書いたり書かなかったり。


③小2前期 「オブジェの存在を知り、目標ができたよ時期」


そもそも小学校自体への行き渋りなどもあったため、私が時短勤務になりました。

さて、ここら辺で初めて教室からの4月のお便りによって「オブジェ」なるものの存在を知ります。

長女に話すと、「教室で見た!私も欲しい!」とのこと。条件や努力が必要なことを話して、教室の先生に進度も含めてご相談。

「国語は今のままで狙えます。算数は宿題の枚数を増やさないと難しい。でも、今の長女ちゃんの様子から見て、まずは一つを狙うのがいいのでは」

とお返事。私も同意だったので、そのまま長女に話します。



④2年生後半「軌道修正しつつ、リズムができたよ時期」



私にめちゃくちゃ時間的余裕ができたため、公文のお迎えにも行くようになりました。
しっかりしているところと、めちゃくちゃ甘えん坊な両面がある長女にとってはこういうのが必要だったのです。

こうして、今のスタイルができました。

国語→私担当。
基本となりにいるが、私は私で好きなことをしている。
(スマホだけは見ないようにしてる。)
(靴下繕ったり、調べものしたりすることが多い)
漢字の間違い以外は口出ししない。
ちなみに、「分からない」と言われたらすぐに解説して答えを教えます。
私自身がヒントを与えられて、「だから、どうなる?」と考えさせられるのがプライド的に嫌いだったので(笑)
長女も同じタイプで、時間の無駄なのでそうした問答は省いています。

算数→夫担当。
計算問題の見直しをして、間違えているところをやり直させる。
夫は陽気なので、勝負制にしたり、おだてなりしながら進められる。
えらい。すごい。

そして、年末くらいに先生から「十分、オブジェの対象進度になっています」と言ってもらえました。
さらに「内容も難しくなってるし、枚数を減らしていいのでは?」とのことでしたがまさかの長女からのNO。

「5枚から3枚に減らしたら、戻せなくなる」
「漢字は嫌だけど、文章問題は好き。」
「推薦図書の問題なら、10枚はできる」

おおう…。
親としては増やしてほしい算数は3枚のままがいいとのこと。
そのまま先生に伝えて「適当なあんばいでお願いします~」



⑤現状と今後

そんなこんなで、2年かけて順調に回るようになりました。
とは言っても、自分からはすんなりやることはなく、声かけして、そばにういて、お菓子を食べたり、寝転がったりしながらやっています。
まあ、やり方はなんでもいいです。

やる時間もいろいろ試しましたが、結局学校から帰ってきて、1時間休憩したあとになりました。
だいたい16時~17時に取り組んで2教科で1時間です。
え、これって私がフルタイム勤務に戻ったらどうなるの…?とも思いますが、今は考えまい。


Xで見かけたけど、公文は筋トレ。

負荷をかけていって、苦しい壁を乗り越えていくことで、
何ともないってレベルにしていく。

計算マシーンと揶揄されるし、
その弊害もあるだろうけど、
決して悪いわけではないし、
地道な反復練習や努力も必要だと思いますよ。

その鍛錬を家庭学習として実践する教材だと思います。

ただし、思考力・論理的表現力が弱い部分は否めない。
ので、ある程度の基礎計算力が身に付いたら、算数に関してはタブレット教材か塾への移行を考えています。
それがどのタイミングなのかはまだ迷っていますが…。

なんにせよ、がんばっている長女のサポートをすることで、私自身がいろいろ気付いたり学びになったりしました。

親のひいき目とエゴかもしれないけど、
長女の得意なことを伸ばしていきたい。

どうしたって、親のエゴに過ぎないのだろうけど。


お付き合いありがとうございました。

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