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ポエム

 少年時代の懐かしい遺物。あの時あの様なことがあったとか、あんな事をした、人によれば成し遂げたという記録もあろう。
 先日実家から高校の頃に使った教材を引き上げてきた。教科書に参考書を家に入れた話は前回の数字の話でもした。
 
 今日はノート編だ。

 もう十年も借りっぱなしの古文のノート(担当教員の名前入り)。これを借りたのはおそらく三年の春からである。受験、心配ない。受験を受けて大学に進学する人は一握りだったから、ただその子の可能性を狭めたなら……、恐ろしい話はやめにしよう。

 さて、問題はポエムだ。

 その瞬間に熱を入れた物、入れ過ぎた物ほど辛く痒くムズムズとするものはない。ポエムとは言いつつ、詩でもない。簡単な文章を連ねただけのものだった。問題はそこにはない。
 高校の頃、私は吹奏楽部のマネージャーで、そこそこ強豪校だった吹奏楽部のマネージャーであることにかなり名誉を感じていた。私は有能だ。なんたってこの高校のマネージャーだ。部員を預かる代表だ。
 そう馬鹿なことを考えていた私は夏休み中、マネージャーノートなるものを作り、忘れ物やけが人を控えていた。最後に今日のひとことをまとめており、それが『あーーー』なのだ。

 恥ずかしい、恥ずかしいです。恥ずかしいのです。

 きっと今書いているコレも後に見たら闇歴史確定である。
 そこそこ真剣に書いてるもんな……。