見出し画像

【投資】ラピダス+テンストレントの提携に感じた違和感

半導体は現代の「産業の米」と言われ(高度成長期時代には鉄がそう呼ばれていたようです)、すべてのデジタル機器に使用されています。この半導体ですが、日本の半導体メーカーであるラピダスが、最先端半導体の量産を目指し、人工知能(AI)向け半導体を設計・開発するカナダの新興企業、テンストレントと提携するというニュースが発表されました。

私自身も半導体関連株をいくつか保有しており、半導体産業の動向は非常に気にかけています。また機会がありましたら、あらためて半導体について考えてみたいと思いますが、今日は、昨日のこの報道に感じた違和感について自身への備忘録として記録しておきたいと思います。

違和感を感じたのは、新聞誌面の記事内容ではなく、昨晩(2023年11月17日)に放送されたテレビ東京、WBS、ワールドビジネスサテライトにて放送された、両社の社長のインタビューです。

テレビ東京の取材で、テンストレントのケラーCEOは、ラピダスを評価した要因として、
「スピード」
と一言。

そしてラピダスCEOの小池社長は、
「ラピダスにとって大きなマイルストーンだ」
と。

これ自体は、文字で書くとそんな違和感を感じることもないようなことを言っていますが、「ん?」って感じたのが、

  • ケラーCEOが「スピード」と一言言っただけ、そしてその後の間(微妙な空気?)

  • 小池社長の興奮(エキサイトメント)の無さ、他人事感?

お互いそういうキャラクターなのかもしれませんが、この提携にお互い本当に期待感があるのか、少し疑問を感じるムードではありました。ただ、良く言えば、提携したらそれで終わりではなく、ここからが大事、ここからが難しいということをお互いがわかっている上での空気だったのかもしれませんね。

台湾の半導体大手TSMCが熊本に新工場を建設するとなって以来、ラピダスは北海道と、日本での半導体工場ラッシュに沸いています。今後も半導体産業動向には注目していきたいところです。

#日経COMEMO #NIKKEI

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?