見出し画像

言葉ではなく伝わるもの

あけましておめでとうございます

本年も、ISSHO NIでは様々な方の思いや体験を
記事やラジオでお届けしていきたいと思っています。

子育て家庭向けの防災のお話も。
防災と子育ては、根っこのところが共通点が多いと
感じています。

本年も、みなさまのお役に立って、
少しでもあたたかな気持ちになっていただけるような
記事をお届けしていきたいと思っています!

今回の記事は、
赤ちゃんとのコミュニケーションのお話です。

育児クイズパパ力検定では
「想い」も一緒に届けたいと思っています


育児クイズパパ力検定は、専門家の先生方のお話を伺いながら制作しています。その中で、心動かされるお話を伺う機会があります。
育児クイズパパ力検定は、「想い」も一緒に届けたいと思いながら作っており、クイズの解説の中にもそうしたお話を入れていますが、伝えきれないものをお伝えしていこうと思います。


言葉ではなく伝わるもの 

赤ちゃんは
言葉がわからないから
コミュニケーションが全くとれないかといったら
そうではありません。

赤ちゃん、特に新生児は確かに、
まだ言葉を理解できないし、
目もほとんど見えません。

でも色は見分けるし、
耳は聞こえているし
嗅覚も備わっているし、
肌の感覚もちゃんとあります。

生まれた時から
五感の世界を生きていると言えるのです。

言葉といえば、
アメリカの心理学者アルバート・メラビアン博士は、
人が他人から受け取る情報の割合について、
話す言葉の内容は7%しか伝わっていない
ということを言っています
(「7-38-55ルール/メラビアンの法則」として知られています)。

言語で伝わるものは、たったの7%。
身振りや手振り、表情、雰囲気、着ているもの、
声のトーンや話すスピードなどから伝わる情報の方が、
影響が大きい
というのです。

赤ちゃんに対しても、
言葉がわからないからといって伝わらないか
といったらそうではありません。

肌と肌の触れ合いや、
お父さんお母さんの匂い、
声のトーンなどで、
さまざまなものがちゃんと伝わるものです。

また、赤ちゃんは、
なんでもよくわかっています。

私たち大人が理解する方法とは違うかもしれませんが、
周りの空気感や、
親の気持ちの動きをすごくよく
理解できているようなのです。

だから昔から、
「子どもは蝶よ花よと育てなさい」
と言われてきました。

蝶よ花よと育てるから、
蝶にも花にもなれるのです。

赤ちゃんには親の気持ちが伝わります。

だから、いかに親御さんが安定して、
赤ちゃんに気持ちよく接することができるか
ということがすごく大切なことなのです。

もちろん言葉は大切で、
言葉でのやりとりができるから理解が深まる
という側面は大いにあることでしょう。
言葉が文化や文明を発展させてきたことも事実です。

ですが、そこに至る前の、
言葉を発する前の理解、
コミュニケーションの土台があってはじめて、
言葉が根付いた時に
互いのコミュニケーションがうまく機能するのです。


お話
「育児クイズパパ力検定」制作・監修の中澤恵子さん


前回までのお話
第1回 子育ては「晴れ時々くもり一時雨」
第2回 日にち薬〜心がちょっぴり軽くなるかもしれない言葉 by育児クイズパパ力検定〜
第3回 めげずに踏ん張っていられる力をつけるのに必要なことは?〜ネガティブ・ケイパビリティ〜
第4回 赤ちゃんへの関わり方のヒントに〜集中力と自己肯定感を育むシンプルな方法
第5回 閉じた世界から外へと広がり始める第一歩
第6回 無限大の可能性のなかで、興味を追究していく


パパの育児を応援するサービス
LINEで1日1問「育児クイズパパ力検定」とは?

LINEで1日1問「育児クイズパパ力検定」では0〜1歳半頃の育児に役立つ楽しいクイズ、事故予防や救命法のクイズなど、1日1問配信されます。

“先輩パパ“体験談や、赤ちゃんの写真撮影術、子育て4コマ、パパママの元気に役立つ薬膳の知恵などの連載も充実しています。

LINEパパ力検定の友達追加はこちら

スマホの場合QRコードをタップでもOK

この記事を書いた人


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?