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一新塾講師に三鷹市教育長・元三鷹市立第四小学校長の貝ノ瀬滋氏!『スクール・コミュニティへ』

先週の一新塾講師は、三鷹市教育長・元三鷹市立第四小学校長の貝ノ瀬滋氏にお越しいただきました。『三鷹の学校3部制構想~スクール・コミュニティへ』をテーマにご講義いただきました。「芽が出ないときは根を伸ばせ!」とのお言葉にいつも勇気をいただいています。

コミュニティ・スクールとは、学校と家庭・地域が一体となり、「子ども、教師、保護者、地域の方々が共に学び、共に育ち、共に生きる学校」です。

貝ノ瀬氏は、「ミスター・コミュニティ・スクール」と言われていますが、三鷹市立第四小学校の校長時代に、日本で最初のコミュニティスクールを先駆けでモデルを生み出されました。

これを提案したとき、毎日が参観日となることに、当初は、多くの教師が反対したそうです。それを、夏休みの40日間、毎日1人ずつ、個人面談して、全員の同意を取り付けました。

どのように賛同者を増やすのか。
どのように反対者と向き合うのか。
実践の知恵に触れさせていただきました。

2004年からは三鷹市教育長として、第四小学校のモデルを発展させ、三鷹市内の全ての小中学校でコミュニティ・スクールを普及させました。

その後、教育再生実行会議有識者委員(2013年)、文部科学省参与(2016年)、文部科学省初等中等教育局視学委員(2017年)など、国の教育政策に携わられ、2019年7月より再び三鷹市教育長としてご活躍です。

そして、現在の挑戦は「学校三部制」!

■一部は、学校教育の場
■二部は、部活動を含む放課後の場
■三部は、社会教育・生涯学習や生涯スポーツ、様々な地域活動の場

教育に大きな変革をもたらした「コミュニティスクール」が、今度は、「スクール・コミュニティ」として、日本の民主主義の再生のかけがえのない礎となっていること、希望の未来をつくる確かなシステムとなっておりますことにワクワクする思いが湧き上がりました。

塾生の皆さんの感想と胸に響いたお言葉の一部です。

●学校は市民の財産
●地域ぐるみで子どもを育てる
●学校運営には地域が重要
●学校三部性で施設の有効活用
●有機的な共同体
●自分が信じた志を貫く
●原体験が導く力
●全体でなく1対1で説得する
●相手の心を開いていく対話
●教育現場でずっと抱えていた疑問が解けた

「信じて語る!」
貝ノ瀬氏の今年の色紙のメッセージが力強く響きました。


■芽が出ない時は根を伸ばす一新塾


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