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企業型DC担当者の・・

「良い運用方法・商品を教えて」
「どの商品を買えば良いのか?教えて欲しい」

簡単に言いますと「儲かる商品と運用方法、教えて!」

「ちょっと投資やってみようかな?」という時に・・
妻も同じ質問をしてきました

本音を言えば、私も同じです
誰だってそうでしょうが(笑)

下がってきたけど、どうすれば

もう一つ・・
リーマンショックの頃に多くの従業員から聞かれたこと

「DCだけど、下がってきたんで・・どうすれば現金にできるんだっけ?」


そうですね・・投資信託で運用していた人の資産評価額はグングン下がり・・
(私もかなりの評価損となっていました)

この質問への回答
1)60歳(DC加入年数10年以上)になるまでは現金(手元で)はできないよ
2)スイッチング「(この場合)投資信託商品を売却して定期預金商品を購入」

1)の制度説明 2)の手続きを説明すれば、担当者としての役割は終了です

上記サイトからのグラフを掲載しました

「市場は、いつか回復する」

「運用」にご興味があれば「市場は、いつか回復する」と考えます

でも、不安な気持ちになられる方は多いのです

『損切り』という結果より、減少していく資産額を見る方が辛く心配なのです

こういう考え方を見る時「待てば・・」「敢えて買うか・・」と思っても

もう一人の自分は、このように考えます
『従業員に対して情報提供・運用の考え方を伝えきれていない』

デイートレーダーでもなく、積極的個人投資家でもない

市況が悪化して資産評価額が減少すると生まれる「不安」と「焦り」

その気持ちは痛いほど、分かります

市況に変化が生じた時は

メールマガジンを発行したりしました

「焦りは禁物」・・長期運用ですから「市況回復時のプラスを享受できます」

プロの方で否定的な意見もお聞きしますが「ドルコスト平均法」の仕組み

市況が悪化したとしても「我慢して持ち続けた時のシミュレーション」

こんな事を何度も伝えてきました

それでも・・

「全員に浸透することが出来ずに」・・同じ質問が出てきます

私達は何度も同じ事を伝えます

「興味なかった」「セミナーに参加できなかった」「良く分からなかった」

そのような従業員がいたとした時、また市況が悪化したら・・

矜持とは

数年前の事でした

今は、他の部署に異動した同僚のひとことが忘れられません

対面式セミナーを企画し・メルマガ、ポスター等で広報しました

前日に会場設営も済ませていました(30名ほどを予測・・)

さて、当日です

同僚は説明資料を見直し、緊張の中で準備しています

開始時刻・・5分経過・・10分経過・・

参加者は現れません

いたたまれずに「こんな日もあるよ・・」と声を掛けました

返ってきた言葉を忘れる事は出来ません

『辛いです。でも、誰かがやり続けなければいけない仕事なんですよね』

同僚からは、多くのありがたい提案も頂きます

私は定年再雇用の身・・業務、ノウハウの引継ぎも求められています

でも、私が伝えたい事・引継ぎたいのは・・

DC加入者である従業員に「運用を自立的に考える気持ち」を持ってもらう事

そして「DC担当者(事務局)の矜持」です

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