見出し画像

売れっ子バンドの幻のインディーズ盤のような気分で読みました:ビジョナリーカンパニーZERO

ベストセラーのビジネス書「ビジョナリカンパニー」の前段にあたる本。メジャーで大ヒットを連発したバンドがインディーズ時代にのこした作品がCDでリリース、みたいなイメージで読み始めました。

ちょうどアントレプレナーシップの授業を担当していることもあり、参考書としてもかなりいい内容だと思いました。(実際、Netflix社長からのファンコメントも入ってますし。)また、最近ビジネス界隈でパワーワードになってる「パーパス」についても、彼らなりの視点で、経営のどの位置にあるべきかが語られています。

当然加筆修正はされてますが、それでもこれが30年前に書かれた本だとはとても思えないほど、本質を捉えている名著だと思います。

何をするか、より何者であるのか、を突き詰めた企業には
優れた絵画や楽曲が芸術的であるような価値観がうまれる
人生の成功を「お金」としない姿勢
価値観からはじまり、また価値観に立ち戻る

方法論あり、様々な著名人の話の引用あり、で創業を考えている方には、「ビジョナリカンパニー」より面白い本なのでまずはこちらから読まれてみることをお薦めしたいです。(MBAだと「ビジョナリカンパニー」よく必読書にリストされますが、巻数も厚みもそこそこありますからね。)

画像1

ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる(ジム・コリンズ&ビル・ラジアー、2021年、日経BP)

【本日の朝食】

画像2

パン、キウイソースのソーセージ、ほうれん草と玉子、ラペ、紫キャベツのサラダ、豆乳ラテにて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?