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ラーメン&かつ丼式ダイエット

アメリカ人が日本にきて、ラーメンやカツ丼が美味しくて食べ歩く生活をしているうちに痩せた、という話をどこかで読みました。

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日本人からするとヘビーな食事も、もしかしたらハンバーガー+ポテト+ドリンク+アイスみたいな食生活に比べたら、ローカロリーでローシュガーなのかも、と妙に納得したので記憶にのこっています。アメリカ生活はじめた当初はしっかり食事をした後の、激甘アップルパイ×アイスクリームに驚愕したものです。

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「創造的破壊」という文化が異文化とふれあうグローバリゼーションにより文化変容がおき、そこに多様性が生まれることで生じる様々な波紋について書かれた考察をまとめた名著があります。この本の中にあったBECKの「(様々な音楽を聴いて育った以上)もう僕らは純粋な意味でひとつのジャンルの音楽をつきつめられない」という話が印象的でした。

その作者のタイラー・コーエン氏が「中国系スーパーで珍しい野菜を買い料理をすることで食生活が変化していく」ことをキッカケに、食と生活とグローバリゼーションについての考えを綴っていくユニークな本。

アメリカにいた頃、大学の食堂で4年間ほど働いている中で様々な人種とバックグラウンドの人たちの「食生活と食の嗜好」にふれてきました。驚くようなこともあったし、逆にその驚きを自分に取り込んでみることで意外な発見もあり、いま考えれば貴重な経験だったと思います。おかげで料理も上手になった、というか「組み合わせのユニークさ」は磨かれた気がしています。

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エコノミストの昼ごはん――コーエン教授のグルメ経済学(2015年、タイラー・コーエン、作品社)

【本日の朝食】

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豆乳とヨーグルトベースのパンケーキに、ドライフルーツのみで甘味を加えた自家製餡と果物にて

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