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情報リテラシーを大切にしよう

いろいろありますが、議論することは大事だと思います。

以前、「陰謀論 vs ワクチンカルト」のような記事を書きました。

今の新型コロナウイルスのワクチンを巡って、両者の間には埋めがたい溝があるとは思います。しかし、だからといって、お互いを攻撃するようなことは望ましくありませんオープンに冷静な議論を続けることは、とても大切なのではないかと考えています。

先日、こういう記事も書かさせていただきました。これに対して、以下のようなコメントをいただきました

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なるほど、「ワクチン未接種の感染割合が99.2%」というご指摘でした。

こういうご指摘はありがたいです。当たり前のことですが、私も全部を知っているわけではないので、こうしたご指摘をいただければ、それについて気づきがあります。どういう話なのかよく分からなかったので、調べてみました。どうやら、こちらの記事のようです。

これは6月24日木曜日に公開された5月からの政府資料を分析した記事で、この分析によると、5月の新型コロナ感染症死亡者18,000人のうち、2度の接種が済んでいたのが約150人だった。これは全体の0.8%となり、1日の平均死亡者数200人のうち5人ということになる。ちなみに新型コロナ感染症パンデミックのピークとなった今年1月の1日の平均死亡者数は3,400人だった。加えて、新型コロナ感染症で入院中の85万3,000人強の患者のうち、2度のワクチン接種を終えていた人は1,200人に満たなかった(入院患者の0.1.%)
※Rolling Stone Japan「新型コロナ感染による死亡者、99.2パーセントはワクチン未接種」2021年6月28日より引用

たしかにこの記事によると、死亡者数のうち、2度のワクチン接種を受けた人の割合が0.8%なので、残りを未接種と考えると99.2%がワクチンを接種していない人ということになります。

ただ、この情報だけをもってして、「ワクチン未接種の感染割合が99.2%で問題だ」と結論づけるのは、難しいでしょう。最近、よく言われる「情報リテラシー」の観点からして、もっと多角的な情報に基づいて、情報の「確からしさ」を検証する必要があります。

これがデマだと決めつけるわけではありません。一旦、そういう情報があるということは分かりました。ただ、この情報の背景については、もっと細かくみていかないと何とも言えません。今後、これを裏付ける情報があったら、拾っていきたいと思います。

しかし、この記事について、今の時点で一点ツッコむとしたら、死亡者のうち「2度接種」が0.8%だったら、99.2%には「1度接種」の人々も含まれているはずです。それを「99.2%は未接種」という見出しにしてしまうあたり、この記事はちょっと乱暴すぎないかな?という印象は持っています。ついでに言っておくと、「新型コロナ感染症死亡者18,000人の算定方法も、よく調べる必要があるかと思います(少なくとも日本の場合は、だいぶいい加減だと思っています)。

また、私が記事にも書いた「実験中のワクチン」という点については、どうしても否定することができないように思っています。

ファイザー社が出している「コミナティ筋注に係る医薬品リスク管理計画書」という文書があります。何やら都合が悪かったのか、PDFファイルが削除されてしまっているようですが、アーカイブされたものが残っています。

そこに「承認後早期に接種される被接種者(医療従事者)を対象とした一般使用成績調査(追跡調査)(C4591006)」という項目があり、その「実施計画の根拠」には、以下の通り書かれています。

本剤は新規性の高いワクチンであり、承認時までに得られる接種後の長期的な安全性情報は限られている。疾患増強および呼吸器疾患増強のリスクを含め,本剤接種後の長期的な安全性情報を収集して慎重に評価するため、本剤最終接種 28 日(先行接種者健康状況調査の観察期間終了日)後翌日から 11 ヵ月後までの追跡調査を行う。

つまりファイザー社は、このワクチンが「長期的な安全性情報は限られている」し、「安全性情報を収集して慎重に評価する」必要がある薬剤であることを認めているのです。

この実験の調査期間は、「2021年3月~2022年8月を予定」となっています。やはりどうみても、実験中のワクチンとしか読み取れません。

コメントでは、「アホな事」と言われてしまいましたが、私はとても大事なことだと思っています。


さておき、このようなコメントをいただいたうえでなんですが、少しワクチンの効果を疑問視する、逆のお話を紹介させていただきます。先日、Youtubeによって削除されたという及川幸久さんの動画です。

こちらをクリックしていただければ、ニコニコ動画で、その削除された動画がご覧いただけるようになっています。ご覧になりたい方は、是非ご覧ください。注目したいポイントは、以下の点です。

1.イベルメクチンとワクチンの比較

2021年6月(1か月間)のインド(デリー)とイギリス(ロンドン)で、デルタ株(インド変異株)の感染者数を比較したデータがあります。ここでインドは88%減少しているのに対して、イギリスでは392%増加しています。

この差について、インドではイベルメクチンが使われている一方、イギリスではワクチンを使っているという解説です。つまり、デルタ株に対してはイベルメクチンが効いているということです。

2.ワクチンは一時的に効いている

イギリスは昨年、感染者が非常に増えました。しかし、ワクチンのおかげで一度、感染者数が急減しています。ここではワクチンが効いたのです。けれども、また感染が拡大しました。それがデルタ株による感染です。

一方、インドも感染が拡大した時期がありました。インドではワクチンが十分になく、イベルメクチンを使いました。それによって感染が抑えられました。そして、その後デルタ株が入ってきているのですが、インドの場合は、それでも感染が再拡大するようなことが起こっていないというのです。つまりイベルメクチンは、デルタ株にも効いているということです。

3.アフリカで感染が拡大していない

当初、アフリカは医療施設が不足していたり、衛生環境がよくないので、感染が深刻なものになると予想されていたといいます。しかし、実際にはアフリカの感染は非常に低く抑えられている状況です。ワクチンの接種率は1%にも満たっていません

この背景には、イベルメクチンがあると考えられます。アフリカには、元々、オンコセルカ症という回旋糸状虫による感染症があり、その薬としてイベルメクチンが使われていたのです。そこに新型コロナウイルスがきているので、パンデミックが起きていない理由として、イベルメクチンが考えられるということです。

4.デルタ変異株は抗体を回避できる

科学雑誌・ネイチャーに掲載された内容を、ニューヨークタイムズが解説してくれた記事があったといいます。そこには、デルタ変異株は過去の感染やワクチンでできた抗体を回避できる、つまり抗体が効かないということです。

それは、ワクチン接種率が人口の60%を超えているイスラエルやイギリスで、デルタ株が猛威を振るっていることでも証明されていると言えます。
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以上、及川さんの動画については、「イベルメクチンは効いている、ワクチンは効いていない」というまとめになります。


こうしてみてみると、今回の記事で、ご紹介させていただいたコメントにあった「ワクチン未接種の感染割合が99.2%」というのは、もしかしたら変異株が出てくる前の話なのかもしれません。

その記事が、「5月からの政府資料を分析した記事」という時期も気になります。この時点では、おそらく変異株の影響は、ほとんど考慮されていないのではないかという気がするのです。

ワクチンが、そのターゲットとしたウイルスには効くという点、それはそうなのだろうと思っています。私もそれを否定しているわけではありません。詳細は、こちらの記事にまとめています。

しかし、変異株が出てきてしまったら、いろいろと深刻な問題が起こりうるという点、考慮しなければいけません。さらに自然免疫が抑圧されてしまうという問題については、中長期的な観察・評価が必要です。

まだはっきりしませんが、今回、教えていただいた情報については、そのあたりの問題との関連性を検証する必要があろうかと思います。


なんにせよ、いろんな意見があるでしょうが、私は私なりの「情報リテラシー」を大切にしながら、物事を考えていきたいと思います。

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