モヤモヤする土石流問題

ツイッターでの私の投稿について、何やら見慣れない表示がされているという指摘を受けました。

え?どういうこと?

ということで、送ってもらったのがコレでした。

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センシティブな内容が含まれている可能性のあるツイート」とな?

はて?私にはまるで身に覚えがありません。何を投稿したのか、調べてみたらこんなのでした。

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熱海の土砂災害について、森林伐採して設置されたメガソーラーが関係しているのではないか?という指摘があったので、それに絡んで投稿したものでした。

センシティブな内容のようですし、私としても、あらためてここで、慎重に取り扱いたいと思います(ツイッターで「センシティブ」と言われている点については、具体的にどの部分がセンシティブだったのかは、正直よくわかりません)。

まず、この災害に関しては、亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、行方不明の方々の救助・救命を心よりお祈りいたします。

それと同時に考えなければならないのは、安易な開発には注意が必要だということです。その点、自治体関係者のスタンスも注目しなければなりません。

静岡県の難波喬司副知事は4日、熱海市の土石流の被災現場を視察後、土石流の発生と逢初(あいぞめ)川上流部の山林開発との関係について「開発の影響は正直に言ってあると思う。現場で見ているので、原因はかなり分かってきている」と述べた。
※毎日新聞「熱海の土石流「山林開発の影響あると思う」 現場を見た静岡副知事」2021年7月4日より引用

静岡県の難波副知事は、現場の状況から山林開発の影響があるのではないかという認識を示しています。

一方、静岡県のトップである川勝知事のコメントは、少々、引っかかりを覚えます。

記者会見で川勝知事は土石流の起点近くの太陽光発電施設について「直接の因果関係はみられない」と説明。一方、「上流部で開発行為をした事実がある。関係を明確にしなくてはいけない。森林法が開発を促進する法律になっていることも問題視されている」と語り、近く現地を視察する考えを明らかにした。
森林の開発についても「森林を伐採すると山の保水能力を奪う。利権がらみの開発に厳しい目を向けなくてはならない」と述べた。
※毎日新聞「熱海土石流 上流部で開発行為 知事「今後、検証したい」」2021年7月5日より引用

川勝知事は、今回の土砂災害のなかで、上流地域における開発を認めているものの、太陽光発電施設に関する因果関係を否定しています。まだ状況がはっきりしているとは言えない段階かと思いますが、太陽光発電施設に対して、エラく寛容な姿勢をみせているのです。

まだろくな調査も進んでいない状況の中、太陽光発電施設による影響の可能性を排除していいものか、甚だ疑問です。

こうした投稿をみてみると、太陽光発電施設の影響は、十分に検証される必要があるように思います。

それともうひとつ。太陽光パネルについては、ウイグルなどの人道的見地からいっても、きわめて慎重であるべきだということは間違いありません。

米税関・国境警備局が、強制労働に基づく製品の輸入を差し止める「違反商品保留命令(WRO)」を出した。太陽光パネルに欠かせない部材であるポリシリコンは、世界シェアの半分近くをウイグル産が占める。バイデン米政権は中国の人権侵害に各国と連携して対処する方針を掲げており、日本も対応を迫られる可能性がある。
※時事ドットコム「米、太陽光パネル部材の輸入禁止 中国企業、ウイグル強制労働の疑い」2021年6月25日より引用

太陽光パネルの部材には、中国製品が多いというだけでなく、世界シェアの半分近くがウイグル産となっているのです。ウイグルといえばジェノサイド・強制労働の問題があるところになります。これは由々しき問題です。こうした問題を孕む製品を使うということは、(ジェノサイドや強制労働など)構造的問題に加担することにもなります。絶対に許されません。

それにもかかわらず、日本政府はさらに太陽光発電を、しかも原子力発電所20基分などというバカでかい容量を増やすという計画を打ち立てています。

温室効果ガスの削減に向け、環境省は2030年度の太陽光発電の導入目標に約2000万キロ・ワット分を積み増す方針を決めた。原子力発電所20基分に相当する。これにより、30年度の太陽光発電容量は、すでに増加を見込んでいる部分も含め、現行の導入目標の1・7倍に当たる1億800万キロ・ワット以上となる見通し。6日に開かれる政府の有識者会議で積み増し案を示す。
※読売新聞オンライン「【独自】太陽光発電の目標上積み、原発20基分相当…環境省」2021年7月6日より引用

国土・環境を破壊し、災害を誘発し、さらには中国共産党のジェノサイドに加担し、かつ同組織を大きく利するだけの可能性がある行為なのに・・・。相も変わらず、売国が進んでいるような気がしてなりません。

とくに熱海の問題、及川幸久さんの動画でも指摘されています。もし、お時間がある方はご覧ください。

こうして見てみると、また中国問題にぶち当たります

そう言えば、太陽光発電施設に寛容な態度を示している川勝知事は、バリバリの媚中政治家としても有名です。

中国共産党の機関誌「人民日報」のインタビューでは、20歳のころに『毛沢東選書』全巻を読破し、毛沢東の農民とブルジョアの対立に興味を持ったという。さらに、「日本は『一国二制度』の考えに工夫を加え、さらに発展させて、『一国多制度』をつくることができたらよいと思います」「静岡と浙江省の関係は何があっても揺らがない」とまで述べている。
日本とは対決姿勢を緩めない川勝知事だが、中国への愛情は比較にならないほど深いもののようだ。久能山東照宮を特集した『静岡人』(改訂第2号)のインタビューで、川勝知事は自分の祖先が中国からの渡来人である秦氏の流れをくんでいると誇らしげに語っている。どうやら、自分の「源流」が中国であることへのプライドが中国愛を深めているのか、中国という水源から自分のもとに流れる「命の水」を一滴たりともおろそかにしたくないのかもしれない。
※デイリーWILLオンライン「リニアの夢を砕く~川勝平太静岡県知事は ズブズブ親中派【白川 司】」2021年5月27日より引用

完全に中国の網に絡み取られてしまっています。こうした背景を知ってしまうと、災害発生直後の段階で、「太陽光発電施設、因果関係なし」と断じてしまう点、変な意味で腑に落ちてしまいます。

ちなみにリニア新幹線の是非については、国内でもさまざまな意見があると思います。しかし、中国側の観点からしたら、「リニア中止」一択です。なぜなら、日本が国内でリニアを作らなければ、中国がリニアを作って海外に輸出できる可能性が格段に高まるからです。そういう意味で、静岡県がリニアを邪魔するというのは、中国を利する行為であるということを知っておかなければなりません。

どうしてこんな人が、県知事になれてしまっているのだろう・・・。けど、この静岡県の知事選というのは、つい最近(2021年6月20日)行われていたものなんですよね。

私は静岡県民ではないので、口を挟むことではないかもしれません。民主主義なので、選挙で選ばれた以上、その人に政治を託すというのは仕方のないことです。

けど、静岡県民の皆さん、本当にこれでよかったのでしょうか?

私の投稿の「センシティブ」の意味もはっきりせず、何となくモヤモヤ感があるのですが、そこから考え始めた、この災害を巡る問題もモヤモヤしていてたまりません。





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