No,38.自己肯定感について

自己肯定感についてつらつら書いていこうかなと。

http://blog.livedoor.jp/pwmwt383/archives/2020-10.html

自己肯定感(自己有能感)とは?

そこでいろんな研究者の定義を見てみる。

「自己への態度の望ましさ」(平石、1990)

「現在の自分を自分であると認める感覚」(樋口・松浦、2002)

「自分自身のあり方を肯定する気持ちであり、自分のことを好きである気持ち」(高垣、2004)

「自己に対して前向きで、好ましく思うような態度や感情」(田中、2008)

「自分の可能性を信じ、自分はできるんだという自信をもち、肯定的に自己を認識すること」(こころの問題事典)

など、研究者によって定義はさまざまだけど、言えることは自分自身の可能性を信じて、俺は俺(私は私)と自分自身をポジティブに認めていること。

ちなみに日本では、自己肯定感の低い子どもが増加していて、国際比較調査では日本の子どもや若者はアメリカ、中国、韓国などの子どもと比べて自己評価が低く、自己肯定感も低いらしい(古荘 2009;日本青少年研究所 2009)。


この自己肯定感が低い人は、抑うつ傾向と関係があったり、学校や社会のなかでうまく適応できない傾向にあると教育や医療の現場から言われている(高垣 2006;河越・岡田 2015)。


自己肯定感は、どういう場合に高まり、どういう場合に低くなるのか?


子ども場合、自己肯定感に及ぼす要因(原因)について、一般的に考えられているのは「家庭が経済的に潤っているかどうか」(阿部 2015)。

大学生の場合、「学校生活」、「父との関係」、「母との関係」、「親の夫婦関係への認識」4つが関係あると言われている。なかでも「学校生活の人気」が自己肯定感に最もプラスの影響を及ぼすらしい(河越・岡田、2015)。


子供の場合は家庭が経済的に厳しい場合は自己肯定感が低くなるし、大学生の場合は特に大学での人気度が高める要因なんだね。


そうなると、社会人と大学生と近い存在(成人)だから、仕事で認められたり、一目置かれる存在だと自己肯定感は高まるだろうね。

研究結果から自己肯定感を考えると、

親としては、たとえ金銭的に厳しくとも、お金以外の豊かさを与えることが重要だし、

社会人としては、パワハラは部下の自己肯定感を下げて、結果的に部下のパフォーマンスも下がるので注意が必要だわ。




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