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【青森ひとり旅】1日目:白神山地

秋田駅を11時前に出発し、途中下車する十二湖駅に到着したのは13時過ぎ。

ここからは、津軽国定公園の十二湖と世界自然遺産・白神山地のブナ林を散策します。

駅からバスに乗って、まずは十二湖から。

十二湖とは
白神山地北西部に広がる湖沼群。
33もの湖沼があるが、あるポイントからみると12湖しか見えないため、この名前がついたとされる。
湖沼群は江戸時代の地震によって川がせき止められて出来たものである。

十二湖の中で最も奥地にあり、かつ最も有名なのが青池です。
その名の通り、湖そのものがコバルトブルーのような濃い青色に見えます。

なぜこのように青いのかは、銅イオンによるものなのか、はたまた約9mという水深ゆえなのか、はっきりとしたことは分かっていません。

この吸い込まれそうな青と差し込む光、湖面に舞い落ちる木の葉から、星空や金粉をまぶしたかのようと言われることもしばしば。
写真で伝えきれないのがもったいない…

青池を見るなら午前中が良いとのこと。
昼以降より日差しが入りやすく、湖面がより輝くからでしょう。
私が行った日は天気が良く日が照っていたため、昼過ぎしてはよく見れていた方なんじゃないかなと思います。

ちなみに行きで乗ってきた列車・リゾートしらかみの「青池編成」はこの湖の名前に由来します。

また青池には及びませんが、沸壺の池もかなりの透明度と青さを有しています。

湖の中を覗くと、そこに暮らす魚の影や腐りきらずに残った倒木が。
何となく崖の上のポニョを思い出しました。

そしてここまで紹介してきたような美しい湖をもつ森林こそが、かの有名な白神山地というわけです。

白神山地とは
青森・秋田の両県にまたがる世界最大級の原生的なブナ林。
その面積は約13万haにも及び、そのうちの約1万7000haが世界自然遺産に登録されている。
ブナ林そのものは、日本列島が温暖化した8000万年前に誕生したとされる。

散策コースは十分に整備されており、晴れている日ならスニーカーでも大丈夫そう。もちろんトレッキングシューズを履くに越したことはないですが。

このブナ林、とても明るいんです。
もちろんその日よく晴れていたこと、また管理が行き届いていることも要因であるとは思いますが、ブナの樹皮そのものが白っぽいので林全体が明るい印象を受けました。
実習で沢登りをしたときは、手入れのされていない鬱蒼とした場所に分け入っていたので、余計にそう思ったのかもしれません。

そしてお水もとても美味しい。
クセがないというかさっぱりしているというか。
白神山地の水として売られていたり、湧水が出ていたりするので行かれた際には是非ともお試しを。
麓では白神の湧水を使って立てた抹茶を無料で頂けます。
これもまた美味しい。

たっぷり散策して、十二湖近くにある売店で軽食をとったら、少しだけバスに乗ってこの日の宿へ向かいます。
次回は心打たれた絶景ポイントのお話。

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