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お腹 〜断章 体のはなし〜

よく緩んでいるのがいいお腹。
緩んでいる」と「たるんでいる」は違う。
縮んでいるのは悪いお腹
力が入りっぱなしなのも悪いお腹。
腹筋のあるなしに関わらず。

顔でもよく緩んでいる方が表情がゆたかで柔らかさがあります。力が入った顔は、一瞬の表情としてはいいですが、入りっぱなしは硬直といえます。

みぞおちがすうっと抜けている人は、心につかえのない人です。逆に力が入っている人は、つかえのある人です。

みぞおちに力が入りっぱなしの人は、顔にも力が入りっぱなしです。

下腹に張りのある人は、生命力の強い人です。あくまでも張りです。内なる力がつくる張りです。硬いのとは違います。

よく緩んだお腹は広く感じます。手をのせると広がりを感じるお腹です。

腹直筋が割れているのがいいお腹」という価値観がありますが、整体的にはそこはどちらでも構いません
筋肉量が多ければ割れてきますが、筋肉量が少ないのを補うために力を入れっぱなしにして割れた状態を保つのは、体に悪いです。

腹直筋の左右ラインは、恥骨に向かって少しずつ狭くなっていきます。その線は直線が正常です。悪いところがあると、素直な線ではなくなります。

沢山食べれる人は、肋骨の下部に動きの幅があります。
慢性的に食べ過ぎている人は、肋骨の下部が開いたまま硬直しております。

ヘソは丸いのが正常です。たてベソが美しいとするむきもあるようですが、整体的には呼吸器に負担のある状態です。
ヘソがよそを向いているのはヘソ曲がりの人です。別に悪いことではありません。
体力がなくなってくると、ヘソの縁が分かりにくくなります。逆に体力のある人は縁がしっかりしております。この場合の体力は生命力に近いものと思って下さい。

  #断章体のはなし #腹 #お腹 #腹直筋

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