環境問題としての馬毛島基地問題
種子島西方に浮かぶしずく型をした無人島。 南北は4.5km、東西は3.0km。 この小さな島が今滑走路で埋め尽くされている。
マゲシカは島の固有種。ニホンジカの亜種で数百頭が生息していた(工事が進められた現在の生息数は不明)。
日本で二番目に大きい無人島である馬毛島。そこでバランスする生態系は、われわれ人間にとって貴重な教科書と言い得る。馬毛島にかかわらず島の生態系というものは、われわれ人間が学ぶべき持続可能な知恵が詰まっているからだ。それがたとえ崩壊に向かうものだったとし