世界一カッコいいニワトリ
ニワトリを「カッコいい」と思ったことあるだろうか?
鳥でいうと「カッコいい」と言われるのは、ワシやタカ、ハヤブサなどではないだろうか?ニワトリと言えば、もう"チキン"として食べることしか僕の頭には浮かばない。
京都の岡崎、平安神宮のほど近くにある細見美術館。そこで1月の3日から「伊藤若冲」の展示がされているので行ってきた。
この、”若冲”が凄かった。
いや、「凄い」という一言でくくるのはあまりにも失礼だし、美術に関わって来なかった僕が偉そうに感想を述べるのも、これまた失礼だとが思うが、
とにかく凄かったんだから仕方ない。
チキンとして食べること。ほとんど食材としてしか見てこなかったニワトリを、そんなにカッコ良く描くことができるかと。ニワトリを描かせたら間違いなく世界一だと思う。
水彩画の技法なんだろうけど、墨の濃淡の使い分け、繊細かつ大胆な筆のタッチ、躍動感溢れる見事なニワトリがそこに確かにいた。
ニワトリ以外の展示ももちろんあるのだが、この人はニワトリを描かせたらヤバイ。というか、そもそもニワトリが好きなんだろうと思う。
好きじゃなければ、ここまでのものは描けないだろうし。
細かいことはわからないけど、若冲は京都の錦市場の出身だそう。なぜか勝手に親近感を感じる。
今まであまり美術というものに触れてこなかったけど、これからはちょこちょこ暇を見つけては美術館に通うのもありかと思う。
若冲きっかけで。
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