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『みんなで始めよう!公務員の「脱ハラスメント」』

「ハラスメントは、些細なことがきっかけで、突然やってきます。何の前触れもなく、あなたを加害者に、あるいは被害者にしてしまうかもしれません。」

福島県郡山市職員の阿部 のり子 さんが、公務員職場のハラスメントに関する知識や対処法などを教えてくれる一冊

多様なハラスメントの定義や態様に加え、ハラスメントの被害者や周囲の対応だけでなく、加害者になってしまったときの対応まで言及されている。

阿部さん自身が、過去にパワハラを受けて申立てしたという実体験の記述もあって、読んでいてツラくなったりもした。
でも、そんな阿部さんだからこそ、ハラスメントについて、あらゆる角度から的確な記述ができたんじゃないかと。

事例を挙げてハラスメントに該当するのかを問うクイズもあって、自分のハラスメントについての認識を自覚させられる。
まずはこのクイズをやってみるだけでも、ハラスメントについて理解する一歩になりそう。

阿部さんとオンラインでお話させていただいた時に、ハラスメントをしている側はハラスメントの認識がないこともあるし、ハラスメントを受けている側はなかなか指摘できないから、周囲が指摘することも大事だと。

私は大丈夫だと思っていても、お守りとして、手近に置いておくといいかも。

そういえば、地方公務員のメンタルヘルス対策に、ハラスメント防止も挙げられていたな。


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