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【コラム】英語の格言:友情も「アップデート」が必要だ

このコラムでは、英語の格言を紹介しながら、心が折れそうな時の立ち直り方や、成功するための心構えを思いつくまま書いてみます。みなさんが自分自身を見つめ、満ち足りた人生を送るための支えになれば幸いです。

あなたにとって「友情」とは何でしょうか。一生涯続く友情もあれば、いとも簡単に消えてしまうはかない友情もあります。

今日は、友情についてのこんな格言を紹介しましょう。

If a man does not make new acquaintances as he advances through life, he will soon find himself left alone. A man, sir, should keep his friendship in a constant repair. 
― Samuel Johnson(English lexicographer and author, 1709 - 84)
人は人生を通して知り合いを作っていかないと、やがて自分が一人ぼっちになっていることに気づくだろう。人は友情を絶えず修復し続けていかないといけないのだ。
サミュエル・ジョンソン(イギリスの辞書編集者・作家)

「大学時代の友情は一生続く財産だ」という言葉を聞いたことがあります。

しかし、本当にそうした友情は一生涯続くものなのでしょうか。

社会人になると、仕事や家庭生活に時間とエネルギーを取られ、旧知の友人と合う機会も少なくなってきます。

人は「物理的距離によって心の距離も変わる」生き物なのです。

今から2000年あまり前の中国の漢詩「古詩十九首」では、人間関係についてこういう言葉が記されています。

去る者は日 (ひび) に以て疎く、来たる者は日 (ひび) に以て親しむ
死者が月日の経過とともに忘れ去られていくように、遠く離れてしまった人とは心の距離も次第に疎遠になり、新しく出会った人との仲は日々親しいものになる。

もちろん、いつも顔を合わせているからといって、かならずしも良好な関係が保たれるわけではありません。

新型コロナウィルス流行でいつも顔をつきあわせるようになり、いままで隠れていた人間関係に亀裂がはいっている家族や夫婦がたくさんいるとのこと。

しかし、今回のコロナ禍は直接の原因ではなく、隠れていた人間関係の問題が表面化しただけのことです。

パートナーや友達との関係を「あって当然のもの」のものと思わず、常に気にかけて「アップデート」していくことが、友情やその他の人間関係を良好に保つ秘訣といえるでしょう。

英語学習法ひとくちメモ

「中学・高校と6年間も英語を勉強したのに、なぜ英会話ができるようにならないのか?」と不思議に思っている人も多いことでしょう。

しかし、これは語学習得に必要とされる時間が最低でも1,000時間、現実的に使いこなせるレベルなら3,000時間必要であることを考えれば、当然のことです。

一般的な中学や高校で英語を学ぶ時間はせいぜい1週間に3時間程度。長期の休みを除いた1年間が50週あると仮定するとたった150時間。しかも毎日授業があるわけではありません。

この計算だと、中学と高校の6年間合わせても900時間しか学校で英語を勉強していないことになり、英語を実際に使いこなすレベルにはほど遠いのがおわかりになるでしょう。

そのほか、日本人特有の問題として、自分の意見をはっきりと口に出さない国民性や、英語と日本語の文章構造の違い時代遅れの学校教育など、多くの障壁があるのでなんとくなく勉強しているだけでは英語は身に付きません。

英語の習得には2つのポイント(中学英語、インプット)を押さえる必要があると昨日説明しました。これに加えて、文章や言葉で意思疎通ができるためには、アウトプットの練習も必要です。

【英語習得のための3つの方法】
・中学英語の理解(単語・文法)
・インプット(リスニング、リーディング)
・アウトプット(ライティング、スピーキング)

もし、自己流の勉強法で壁にぶつかっているのなら、NHKラジオの英語講座を始めてみましょう。

「基礎英語」なら中学1年生から3年生までの範囲が1冊づつ分かれているので、自分のレベルにあったテキストを選ぶことができます。

1ヶ月分1冊で430円というリーズナブルな価格も、とっつきやすい理由の一つです。

時間の余裕ができた今の時期だからこそ、思い切って英語学習を習慣にしてみてはどうでしょうか。

先の見通しがきかない「コロナ後の世界」に生き残るために、いつでもどこでも使える英語スキルを身につけましょう。

それでは、またあした。

関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。