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気になるWebサービス、アプリケーション、プロダクトを紹介していくマガジンです。ソースは海外メディア。
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2019年10月の記事一覧

知恵袋の動画版!『RELAY』

「ググる」が一般化した現在、わからない言葉があったら検索するのは当たり前になりました。 たぶん、検索がここ20年くらい有効なのは「こんな細かいことも載ってるのか」のような体験の積み重ねなんだと思います。 最近あった自分の事例だと「countifを使って何かしらのキーワードを含むものを数えたい」と思ったことがありました。そこで「countif 含む」と調べたら文章と画像でわかりやすく編集された記事を見つけ、解決した経験をしています。 ソーシャルメディアが一般化した世の中で

メールの所要読了時間を表示してくれる拡張機能『Email reading time for Gmail』

「所要時間10秒」 こんな文言を見ると、かなりハードルが下がりますよね。 送信するメールの単語の数と文章を合わせて何分で読めるかを自動で算出してくれるGoogleの拡張機能『Email reading time for Gmail』なら、それを実現できます。 拡張機能をChomeに追加し、Gmailの編集画面に表示される本のアイコンをクリックするだけで使えます。 ○ -mins read, ○○words とメールの件名のところに入力されます。 ただし英語しかカウ

子どもから学ぶ起業家思考『LEMONADE STAND』

子どもは大人たちが思っているよりも大人で、大人は子どもたちが思っているよりも子ども。 自分が小さいときから大人になるにあたり、自分の経験を通じて感じていたことです。 周りを気にした言動をするし、自分がどうしたら成長できるかをおぼろげながら考えている。僕自身、小学校一年生になった瞬間「もう小一になったか、早いな」と自分の人生の早さを俯瞰していた記憶が今でもありありと残っています。 知識と経験が物理的に少ないだけで、それ以外は大人も子どももそんなに変わらないんじゃないかとぼ

地球への影響に自覚的に生きる『Not My Fault』

先日、スウェーデンのグレタさんが世界中で注目を浴びましたよね。環境問題に対する強烈な課題意識と世の中に対する発信を10代の少女が主体的にしていると事実は、世の中の大人をハッとさせました(同時に批判とあったみたいですが)。 10代少女という立場で環境問題に対して本気で立ち向かっていることで、僕自身も日々の生活と環境への影響を、これまで以上に考えるようになった気がします。 『Not My Fault』は、そんな環境問題を自覚的に生活に取り入れたい人にとって適したサービスに

溜めすぎたSafariのページを消化しよう『Mailist』

ソーシャルメディアやRSSフィード、検索を通じてたくさんのWebページを閲覧しています。 そうすると、Safariがこうなります。 『Mailist』は僕のようなSafariにWebページ溜めがちな人にとって役立つかもしれません。読みたいWebページを後日メールで通知してくれるんです。 使い方はめちゃ簡単。 登録後、サイト内で該当記事のURLを打ち込みます。設定画面で何曜日に何記事くらい通知して欲しいかを決めて、あとは当日を迎えるだけ。 一見すると自分で

旅程管理とブログ公開まで一気にできる『portico』

初めて旅に出たのは高校生の頃。2週間ほどの東南アジア周遊の旅をしました。 当時はまだまだネットリテラシーも低かったため、準備や現地で取るメモなどとってもアナログ。ガイドブックを買い込み調べた情報はノートに書き入れ、暇を潰すのは紙の本でした。それがいまでは、スマートフォンで何でも解決できます。 人の欲望はつきません。便利になればなるほど、次の便利さを求めます。スマホで何でも完結するとはいえ、アプリは別々なので、気になるあの場所はGoogleMapsだったかNotionだった

料理コンテンツ最強サブスク『Food Network Kitchen』

TVチャンネルによる、これからを生き抜くためのデジタル戦略が垣間見えます。 Food NetworkというUS大手のケーブルテレビチャンネルが、料理にまつわるアプリ『Food Network Kitchen』をローンチしました。 アメリカに住んだことがないのでテレビ事情は詳しくないですが、どうやらFood Networkはとっても有名なテレビチャンネル『Discovery』の関連会社みたいで、昔日本で流行った『料理の鉄人』のアメリカ版『Iron Chef America』を

Podcastとの出会いを生む『Podchaser』

主に米国のB2Cサービスリリースを見ていると、Podcast関連のものが多いように感じます。PodcastはApple社の造語でありあくまでもAppleのOSにおけるアプリケーションの一つですが、いまや「インターネットラジオ」として範囲を超えて使われていますよね。 自分自身、Podcastはここ5年くらいはPodcastで番組を聞くことは習慣化しており、とても慣れ親しんだサービスでもあります。 今回見つけたのは『Podchaser』。その名の通りPodcastの追跡、つま

チャット形式で毎日のヘルスチェックを。『feelsom』

介護や医療は今後の日本を支える大事な分野です。高齢者が増えていく中、彼らが尊厳のある豊かな生活を送れるかは介護と医療が担うといっても過言ではないでしょう。 一方で、限られた社会保障費を抑制するためには、健康寿命を延ばして医療や介護にかかる人を減らしていくことも全体で見ると論点として考えなくてはなりません。それは僕の認識だとヘルスケアという分野に位置づけられます。健康で居続けることを促進するプレイヤーは近年増えているように思えます。 しかし、ヘルスケアの対象者はまだ健康で元

カンナビスティーでTime Well Spentを。『Good Company Tea』

以前、カンナビス(大麻)をミンティアのように処方できるプロダクト『the dose dial』を紹介しました。 関連して今回は、カンナビスが入ったお茶を購入できる『Good Company Tea』を紹介します。 彼らは、現代人が「時間」を失っているんじゃないかという問題提起をしています。ここでいう時間はより上質な時の経過のことを指しており、具体的には休養期間や家族・友だちと過ごす時間、趣味に没頭する時間も移り変わりの早いライフスタイルの流れによりうまく楽しめてないん

認知症介護のオンラインコミュニティ『June Care』

『百花』という本が今年出版されました。著者は映画プロデューサーとして『君の名は。』『悪人』『電車男』など数々のヒット作を手掛けた川村元気さん。これまで、命、お金、恋など、人間の根源的な要素をテーマにして本を書いている川村さんですが、『百花』では記憶がテーマになっています。 結婚して妊娠している妻と一緒に住んでいる主人公の泉。遠方に住む母親が認知症だとわかってから、消えゆく記憶の中で母親と向き合う様が描かれています。本の構成も面白く、時間軸を行ったりきたりするため、まるで記

メールとYouTubeのサブスクライブを一括管理できる優れもの『Stoop』

こんなサービスが欲しかったんです。 『Stoop』は、定期的に発信されるメールマガジン、そしてYouTubeチャンネルをアプリ内でサブスクライブできてしまうサービスです。 使い方はとても簡単。アプリを落としてサインアップして~~@stoopinbox.comといった受信専用のメールアドレス作ります。そして、購読したいメディアの購読設定ページに作ったメールアドレス打ち込めば、Stoopアプリ内にメールマガジンが集約されるのです! こんな感じで購読したいサイトを選択してサ

インドのデザイナー向けメンタープラットフォーム『Command+J』

学生時代、日本発のデザイン会社でインターンをしていたことがあります。 約1年半の在籍期間で感じたのは、デザイナーたち(の一部)はビジネスの世界において、ある種のマイノリティ的感覚による共通見解があることでした。もっと言うと仲間意識。事業や経営の視点で見るとデザインは目的でなく手段なので、財務を握っているビジネスサイドからしたら「見た目がきれいになることって投資対効果いいの?」という視点で見られていた背景が仲間意識を生み出しているんだと思います。 つまり、暗黙で不毛な対立構

マインドフルな物理空間『The Calm Booth』

5年ほど前でしょうか。アメリカを中心に、マインドフルネスという概念とそれを体現する瞑想が流行りましたよね。本もアプリもたくさん登場し、僕自身も『Serch Inside Yourself』を読んだり『Headspace』に月1,400円ほど課金して瞑想を習慣にしていた時期もありました(今は全くですが)。 今回見つけたサービスは『The Calm Booth』というもので、ニューヨークにオフィスを構える『ROOM』が提供しています。瞑想のアプリ『Calm』はいくつかのパッケー