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子どもから学ぶ起業家思考『LEMONADE STAND』

子どもは大人たちが思っているよりも大人で、大人は子どもたちが思っているよりも子ども。

自分が小さいときから大人になるにあたり、自分の経験を通じて感じていたことです。

周りを気にした言動をするし、自分がどうしたら成長できるかをおぼろげながら考えている。僕自身、小学校一年生になった瞬間「もう小一になったか、早いな」と自分の人生の早さを俯瞰していた記憶が今でもありありと残っています。

知識と経験が物理的に少ないだけで、それ以外は大人も子どももそんなに変わらないんじゃないかとぼくは思っています。

今回見つけた『LEMONADE STAND』は、大人になってから学ぶこと、いわゆる仕事に直結することを6〜9歳といった小学校低学年が学べる教育コンテンツを展開しています。

具体的に学べ、伸びる可能性のある能力は下記です。

- 問題解決力
- 批判的思考力
- 基礎ビジネス力
- 意思決定力
- コミュニケーション力
- 適応力
- レジリエンス
- 他者還元力

コンテンツを閲覧できる方法としては紙の本、もしくはebookです。コンテンツ、といっても絵をメインに物語っぽく読める感じみたいですが。

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そもそもなぜ、こんな難しそうな学習を早いうちからする必要があるのでしょうか。

それは、テクノロジーの発展と時代の移り変わりの激しさにより、事実を覚えるタイプの教育がいよいよ時代に即さなくなっている、という時代背景が強く関係しています。いまある4割の仕事が10年後には無くなる可能性のある中で、変化に対応する力、つまり起業家思考こそが必要なのではないか。著者Steve Glaveskiの想いはそこにありました。

彼はこれまで本の販売だけでなく2dayのワークショップも展開してきたようですが、そのワークショップでやっていた内容をオンラインにも広げていくようです。これにより、物理的にアプローチできない子どもに対しても起業家思考を学ぶ機会を提供できるようになります。

書籍やワークショップの中身を見られていないのでなんとも言えませんが、小学校低学年の段階から「自分の頭で考える」訓練ができるのはとてもポジティブなことではないでしょうか。ぜひ日本語でも使えるようになったら嬉しいですね。


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