私は、話すのが得意ではない。仕事で大きなプレゼンをしたり、大人数の前で話すことはあまり苦痛ではない。ただ、自分の気持ちや考えをさらけ出す、アウトプットすることが苦手だ。自分の中で感じたこと、考えたことの大部分は外に出さず、しまってある。そういう性格だ。

私は至って凡人だが、凡人なりに自分の思い通りに面白い人生を歩んできた。今43歳。これまでの人生を悔やむことは全くない。その時その時ベストな選択をしたきた。自分がいろんな挑戦をして学んできたことを他の人と共有したいという思いはずっとあったけれど、アウトプットが苦手なのでこれまで着手してこなかった。では、なぜ今書くのか。

去年乳がんと診断され、夏から治療を受けており、今も続いている。でも末期ではないし、がん患者になって「人生は短いのだから書かなくては!」と思い立ったわけでもない。ただ、発信したいことが溢れてきて、そろそろ書きたい!と思った。今日始めたのは、実は医療保険料がかなり上がると知ったから(笑)。自分で入念にリサーチして加入したはずの保険だったけれど、保険会社の一存で保険料が変わるプランだったことを今日知り、焦り、「なんかいろいろ伝えなければー」とNoteにアカウントを作った。ずっと始めようと思っていたのだけれど、先延ばしにしていただけ。

保険の話は別の日にするとして(笑)、私が主に書きたいと思っているのは海外で働くこと、暮らすことについて。私はいわゆる帰国子女で、13歳で父親の転勤についてNYに行ったことで人生が180度変わった。そして、日本と海外を行き来しながら、合計すると人生のほぼ半分を海外で過ごしている。そんな自分の体験をシェアできたら、と思っている。


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