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自分と相手を知ることの大切さを学ぶ「国際理解講座」2023年度版が終了

2023年4月から、沖縄離島・伊江島にある中学校の1年生対象に、全8回実施された

「高校卒業後に役に立つ常識を学ぶ『国際理解』」

ついに最終回が終わりました!

概要は多少アップデートされていますが、あらかたこちらにまとめているのでよければご覧ください。


多民族国家であるシンガポールの人々に「伊江島の魅力を伝えるPR動画」の企画のプレゼンを考える、というプロジェクトベースラーニングが主軸の本講座。

今回もシンガポールで日系企業の市場進出を支援しているVivid Creationsさんにリモートでインタビューして【シンガポール市場の特徴】を聞きました。

それらを踏まえてグループで企画を考えて、発表する形式で最終回のプレゼン大会を実施したんですが…

12-13歳の企画内容とは思えないほどの素晴らしい内容ばかりで、びっくり。


しかも今回は条件として

広告費を使ってシンガポール在住の20-30代、合計1,000人に企画した動画を拡散します。

拡散後、1週間以内に1万回再生を達成するための作戦を考えよう。

という追加のお題も出していたのですが、こちらの作戦(戦略)もまあすごい!脱帽!

現地のプロにインタビューしたからこそわかった【相手のこと(シンガポール人)】を踏まえて、【自分たちの強み】を思い思いに考えて意見を交わすその姿をみて、学校の先生方も

普段見ない一面がたくさん見れて
本当に驚きました…

と言っていたほどでした。

子供って、ほんとにいつまでも教育対象なんかじゃなくて、勝手にいろんなことを見ているし、吸収しているし、成長している。

「この子達なら協力しあって良いものつくれる」
とこちら側が信頼してあげることや

納得するものができるまで機会を与えて、見守ったり、いつでも相談に乗ってあげることが

教育者として教壇に立って教え導くことよりも大事だな〜って、つくづく感じます。


この授業はもう4年もやらせてもらっているのですが、年々改良していてもっともっと改良できるなと毎回思っています。

チャンスがあったら伊江島じゃない場所でもぜひやってみたいです。

・自分を知ること
・相手を知ること

そのさきに輪郭が見えてくる

国と国とがお互いに理解する「国際理解」の上に
成り立っていくコミュニケーションの醍醐味や、難しさや、たのしさは、机の上や生まれ育った環境、日本の中だけでは感じれるものではないかもしれませんが

冠は「国際理解」の授業とはいえ

今回の取り組みを通じて、中学校卒業後に親元離れたあとにも心に残るような「広がり」や「余白」を生徒たちの未来に少しでも産めてたらいいな〜。。。

伊江中1年生のみんなの益々の活躍を願ってます!

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