ヴァリバブル・サーガ
はじめに
ヴァリバブル・サーガ(通称:ヴァリサガ)は連作パルプ作品ですが、各エピソードは独立しているので、どの話からでも読むことができます。
泡沫にて
世界と世界の間をつなぐ、泡間という場所に、二人の魔札使いが訪れていた。黒騎士ニグレオスは、もう一人の魔札使い、プロパサダムを訝しみ、決闘を挑む。白熱する激闘の中、新たな魔札使い、ヴァン・リユウが現れると、今度はニグレオスとリユウの決闘が始まるのだった。
館に取り憑くもの
森外れの館には魔物が巣食うという。噂を聞きつけたリユウは、静止の声を無視して戦いに向かった。館では様々な怪異が襲い来るが、リユウは難なく突破していく。書斎に入ると、そこでリユウは一人の老死霊術師と出会う。魔物の正体は、彼が制御できなくなった化身だというのだ。興味を抱いたリユウは、強大な化身に戦いを挑んでいき……。
羊の奇祭
花と羊の世界、サーティアを訪れたリユウは、そこで人々の歓待を受ける。しかし、それはサーティアに潜んでいた神、オヴィス=スタロスの罠だった。他の魔札使いはまんまと囚われてしまうが、リユウは罠を利用し、逆に神との戦いに挑むのだった。
深海都市を求めて
果ての海の深海に、未知の海底都市があるという。リユウは用心棒として調査隊に参加する。やがて、目当ての深海都市を見つけるが、その正体は魔札使いの巨大なアンコウであった。リユウは潜水艦から飛び出て、アンコウとの決闘を開始してしまう。
コリジョン・スパーク
外伝作品。絵文字が暮らす世界の中で、爆発の絵文字、スパークは友達と一緒に魔札で遊んでいた。ある日、いつものように仲良くしていると、突然乱暴者のサイクロンが現れた。彼の横暴に怒りを覚えたスパークは、サイクロンとの決闘に臨む。
剣と拳
黒騎士ニグレオスは、水晶の世界クォーツアイスで聖杯探索を行っていた。その道中、魔物と応戦している最中、因縁のヴァン・リユウと出会う。やがて、洞窟の奥に着くと、そこには魔物たちの長、影の女王がいた。リユウは戦いのため、ニグレオスは聖杯を手に入れるため、一時共闘し影の女王と戦うことになる。
スキル:浪費癖搭載につき、万年金欠です。 サポートいただいたお金は主に最低限度のタノシイ生活のために使います。