【フリーター日記】「会社に選ばれる」という考え方、捨てます。
「私たちは、会社に『選ばれる立場』という考えを、一度忘れた方がいいのかもしれない。」
最近つくづくそう思います。
就職活動や転職活動をしていた頃の私は、
「どうしたら採用してもらえるか」を念頭に置いて、物事を進めていました。
企業研究をし、履歴書を会社に合わせて作成し、面接練習をする。
大事なのは、
「面接でどれだけ自分を上手く見せられるか」。
それがいつのまにか
「どれだけ自分を偽って企業に合わせられるか」
に変わっていくような日々を送っていました。
私たち就職(転職)活動をする側は、どうしても
「企業に採用してもらう」、
つまり
「企業に選んでもらう」
と考えてしまうからです。
皆さんも、就活をしていれば一度はこんな風に考えたのではないでしょうか。
私はなりました。
新卒の就職活動も、転職活動もです。
しかし最近、働き続けるうちに思ったのは
「私が働く環境を選べるのは、私しかいない」
ということです。
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今私は、アルバイトとして都内の企業で働いています。
これまで経験したものの中では比較的自分に合っている気がするし、仕事内容自体に不満はありません。
今はこんなご時世なので、
「仕事があるだけでどれだけありがたいかって話ですよ精神」をフル回転させて、毎朝満員電車で通勤する日々です。
しかし、しかしです。
今の会社にももちろん良いところはありますが、
「この会社は、従業員のことをどれだけ大切に考えているのだろうか?」
という視点で見てみると、
「うーん、ちょっと至らない点が多すぎるな」
と感じてしまいます。
このご時世なんだから仕方ない、と思う方もいるかもしれませんが、
どんなご時世だろうと、
社員を大事にしたうえで、世の中に適正に順応していった結果、成果を出している会社はたくさんあります。
今の会社には、それがない(もしくはその意識が薄い)ように感じているのです。
だからこそ、次に入る会社は
「従業員の健康を大事にしてくれる会社なのか」
きちんと見極めないといけないと思っています。
自分が「会社に求めるもの」は何なのか。
それが自分の中ではっきりしたとき、
私は気づいたのです。
「会社に選ばれるだけじゃない。私の方も、会社を選ばなくてはならないんだ」と。
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私は社会人になって、
体を壊して新卒で入った会社を3ヶ月で辞めた経験や、
全く合わない職種に派遣され、精神をすり減らしながら働いた経験などから、
「働くためには、心も体も健康でなくてはならない」と学びました。
健康であることは大前提。
それ以上に優先される仕事なんてあるわけがない。
健康であるから、仕事ができる。成果を期待されても応えるだけの下地が作れる。
つまり、私にとって「従業員の健康<業績」のような会社は価値がないのと同じです。
でも会社に入るかどうかを決めるのは最終的には自分自身ですから、
面接などの段階で、その部分を最大限見極めないといけない。
つまり、私たち面接を受ける側も
「この会社は、私自身が健やかに働くに値する場所なのだろうか?」
と、心に留めておかなくてはならないわけです。
心身の健康をすり減らしてまで在籍すべき会社も、やらなきゃいけないタスクも、絶対に無いと今の私は思います。
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この考えを、就職活動をしていた当時の自分に伝えてやれたらどんなに良いだろうか。
「企業研究をするのは、『あなたたちの会社のことをよく知っていますよ!』と面接官にアピールするためのものではないんだよ。」
「その会社が、君にとって本当に良い会社なのか、君自身が見極めるための企業研究なんだよ。」
「会社に『選ばれる』のと同時に、君も会社を『選ぶ』んだよ。」
「そのことだけ、忘れないでね。」
もう、当時の私には届かない言葉だけど、
せめて今。
あの頃の私と同じように、就職活動、そして転職活動で悩んでいる人に。
ご縁がなかなかなくて、「もうどの会社にも入れないんじゃないか」と落ち込み、
心が疲れて、自分の存在価値まで疑うようになる日々を送る前に。
この言葉で、少しでも楽になってくれたらいいなぁ。
そんなふうに思います。
日々の思うことを綴ります。エッセイ大好き&多めです!