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医学部5年生の過ごし方

おはようございます.

今日で年内のポリクリが一段落しました.5年生をほとんど終えてしまった今だから思うことを書いていきたいと思います.

結論から言わせていただくと,5年生はいくらでも怠惰に過ごすことができるので,各人によって成長に差があるように感じました.

5年生は基本的にポリクリ(医学部の実習)を回って,レポートを書いたりカルテに書き込んだりすれば進級できるので課されているノルマはとても少ないです.レポートやカルテを書く際には各人に担当症例が割り振られ,日々の診察や検査結果を踏まえた考察を書き込んでいきます.しかし,それぞれの診療科の担当症例について勉強するだけでは国試に対する勉強になっているとは全く言えないというのが現実です.実習は診療科によって違いますが,たいてい1,2週のことが多く,その期間だけで国試に出る疾患を網羅できるわけではありません.よって,そもそも実習というのは国試を見据えたものではなく,医者とはなんぞや,といったことや患者さんに対する接し方など,超基本的な,しかし,今後の4,50年間で核となることを学ぶ期間だと割り切り,ほとんど国試の勉強はしてきませんでした.実習期間中に回っている診療科の映像講義を見て,QB(最悪これさえやっておけば国試にとおるだろうという医学部界のバイブルみたいなもの)を周回しておけば国試対策にもなるし有用だと思いますが,僕はしませんでした.今やっても国試のときに忘れてしまう可能性の方が高いからです.それならば無駄なことはせず好きな映画やドラマを見てようということで,これまでに増してひたすら映画を見るようになっていきました.

しかし,周りにはやはりすごい人もいるもので,医学の勉強をひたすら極めている人や,いろんな趣味(料理や金融,旅行など)を楽しんでいる人が多く,なんとなく劣等感を感じていました.周りから見れば自分も映画・ドラマ鑑賞などの趣味の世界に没頭している人で,uniqueな存在というふうに思われているのかもしれませんが,すくなくとも自分の中では何か別のことをしなきゃなというふうに思っていました.

そこで,いろんな資格試験を受ける決意をしました.資格試験はとても便利なもので,受験料と教材費,勉強時間を費やせば,お偉方からお墨付きをいただける,自己承認欲求を満たす最高の場所だと感じました.また,そこで得た知識は自分の糧になるので,将来的に直接役立つものも多いと思っています.

自分が資格試験に手を出すきっかけになったのが心電図検定です.Twitterを見ていたら,心電図検定なるものがあるということを知り,とても興味をそそられました.またこの話はどこかでしたいと思います.

心電図検定にすぐに申し込んで,教材を買って,勉強していく内に,忘れていた勉強の楽しさを思い出しました.昨日の自分より今日の自分の方が強い自分になれてる,という実感が僕を勉強へと駆り立てました.

そういうわけで,昔から興味のあった,簿記とFP,そして,なんとなく受験の敷居の低そうなTOEICをやろうと決めました.

テストはまだ先なので結果はどうなるかわかりませんが,分かり次第順次お伝えしていきます.ちなみに学校で受けたTOEIC IP onlineテストが,単語帳をさらっと一周して830点(リスニング440,リーディング390)でした.思ったよりは良いなという感覚でした.これからも日々勉強を続けていけるようにがんばります.

一段と寒くなりましたので,これまでより一枚着込んでお過ごしください.

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