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【10分師匠】「人ではなく、時計と競争する」〜大場松魚〜

どうも、伊志嶺海です。

このマガジンでは、毎朝10分間で偉人の哲理を学ぶPodcastプログラム「10分師匠〜偉人の哲理〜」の内容を発信しております。

音声はstand.fmとSpotifyで聴くことができるので、そちらもぜひCheckしてくださいね。

さて、今回の師匠は大場松魚さん。
大場さんは人間国宝にも認定されている、漆芸家の方です。そのご活躍は日本国内にとどまらず、フランスのクリスタルガラスという伝統工芸とコラボレーションをした作品も有名です。

そんな伝統工芸職人である大場さんが教えてくださったのは、タイムマネジメントについてです。大場さんのお話を読んで、職人の世界でもビジネスの世界でも、やはり時間意識は大事なんだなと思いました。限りある人生=時間の中で皆生きているわけなので、その人生の大半を占める仕事において、時間を無駄に過ごさないようにしたいと思いました。

大場さんの話す結論は、「人ではなく、時計と競争する」ということです。何か作業をするときに、「同僚のあいつより早く終わらせよう」と、"誰か"と競争する人がいます。しかし、人間は疲れると効率も落ちてきてしまいますし、中には途中で投げ出してやめてしまう人もいます。

しかし時計は、ただたんたんと一定のリズムで時を刻むだけです。時計が「なんか疲れてるから、今日は1分を100秒にしよ。」とか無いわけです。人間は疲れたら疲れたら効率が落ちるという面もありますが、逆にこの時間までに作業を終わらせると目標を立てて集中することで、グッと時間を短縮することもできるんです。

大場さんは製作に取り掛かるにあたって、「この一面はさっき1分で塗れた。じゃあ次は55秒で塗ろう。もちろん同じようにきれいにきちんと。」と時間配分と効率化を意識しているそうです。

日々様々な業務をこなすビジネスパーソンも、普段のタスクを細分化してどれくらいの時間がかかっているか確認してみるといいかもしれないですね。その中で効率化できそうなものは積極的に短縮していく。大場さんのお話から、限りある人生を豊かにしていくために、小さな小さな時間を大切にしていくことが大事だと思いました。


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