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#191 「例の件、評判悪いよ」という人には近づいてはいけない【一笑門 マガジン】

どうも!海先輩です!

このマガジンでは、毎朝配信しているPodcastプログラム「海先輩の一笑門RADIO」の内容を発信しております。

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学校や職場などで出てくる悩みの8割以上は、コミュニケーションによるものだと言われています。

コミュニケーションで悩んだりトラブルになるときは、往々にしてちょっとした伝え方の問題であることが多いです。

職場で同僚に言われた何気ない一言が気になって、何日も引きずった経験がある人も少なくないですよね。

こういう経験をすると、自分も誰かに話すときには使う言葉に気をつけようと思いますね。

おはようございます。海先輩です。

今日は、「例の件、評判悪いよ」という人には近づいてはいけないというお話です。

山本直人さんというマーケティングや人材育成のコンサルタントをされている方が書かれた「聞いてはいけない」という本が非常に学び深く、かつ潔さが爽快で面白かったので、本書から学びをシェアしていきます。

話し方のテクニックに、「第三者話法」というものがあります。

これは、「〇〇君ってほんと仕事できて素敵だよね。この間部署の後輩と飲みに行ったんだけど、その子も『〇〇さんと仕事するときは安心できます』って言ってたよー!」のように、別の誰かが言ってたという伝え方をするテクニックです。

この方法は話の説得力を高めてくれたり、聞き手が第三者の体験を聞くことで、あたかも自分の体験かのように感じる心理効果があるんですね。

そのため営業のトークでもよく用いられるこの「第三者話法」ですが、ネガティブなことに関しても、その力を発揮してしまうんです。

1番タチが悪いのが、「〇〇さんの例の件、あまり評判良くないらしいよ」と、自分の言葉で批判していない嫌な感じの伝え方。

これは結局自分の気に入らないことを「周囲の声」として伝えているだけで、言われた側は誰がそう思っているのかも分からないまま、見えない影に怯えることになってしまいます。

他にも、後輩や部下に何か注意をするときに「私はいいけど、他の人で嫌な気持ちになる人もいるかもしれないから、それはやめて」という言い方をする人。

これも「自分は全然いいんだけど」と言われた側に寄り添う感をだそうとしていますが、逆に変な感じになります。

誰が嫌に感じるとかは言わずに、「それは良くないから、今後気をつけてね」と真っ直ぐ注意をする方が言われた側も素直に聞きやすいです。

そもそも全てのことを自分で考えて判断しているという人は少数派で、多くの人は世の中で多数派であればいいやと思っているが、ストレートに自分の意見を言わずに、自分の都合に合わせて周りの意見を捻じ曲げようとする人とは、あまり関わらない方が身のためですね。

言葉の伝え方って本当に難しいなとつくづく思いますが、コミュニケーション能力は伝え方の引き出しがあるかどうかで大きく変わるものです。

生まれ持った才能に頼るのではなく、日頃から読書をしたり新聞を読んだりすることで、語彙を増やす習慣をつけるのも良いかもしれないですね。

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