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『シャイロックの子供たち』書籍版を読みました|映画版とは違った展開

シャイロックの子供たちの書籍版を読みました。少し前に『シャイロックの子供たち』の映画版を紹介しました。記事はこちらです。

この時は、まだ原作というか本の方をまだ読んでなかったのです。おそらく内容は同じ感じだから、いつもの3行日記の中に、読んだことを書こうかなと思ってました。

ただ、本の方を読み終わると、別の物語になっている~!と思いましたので、タイトルは被りますが、再びシャイロックネタを展開させます。


ドラマ展開が逆回し?それとも別の話?と錯覚してしまったこと

松竹映画公式より

物語のスタートの視点がまず違いました。最初だけネタバレすみません!最初の出だしが異なったので全然違うお話かと思ってしまいました。映画版は検査部の黒田からスタートしていて、ほほぉ~名前だけに黒い部分があるんだなぁと思いましたが、書籍版は副支店長視点からのスタートです。

副支店長は、映画版でも書籍版でもパワハラ上司です。特に映画版の方はこれでもかというほど、パワハラな上司像を極めまくってました。

しかし、書籍版はのスタートは、このパワハラ副支店長から始まるのです。映画版は、正直なところ脇役の雰囲気満々でしたが、書籍版は物語を彩る重要な登場人物です(どちらも敵が多そうな役回りでしたが・・・)

時代遅れのパワハラ上司にもそれぞれ信じてきた哲学あり|小説だからこそフォーカスできた

松竹映画公式より

パワハラ上司な副支店長は、実写版では杉本哲太さんが演技されていました。パワハラしかなくて良いとこなしだなぁと思ったのですが書籍版はちがいました。パワハラなんですけど、そうなった背景があります。

昔は、先輩の言うことに従い仕事をすることが理想な時代だったのです。経済は肩上がり、下手に工作しなくてもまっとうに働いていれば右肩上がりで上がっていった世の中でした。

ならば、先輩のやり方を受け継いで過去に倣ってやっていき、成果がでればそれを愚直に推進していく風潮があったと思います。そんな中で育ってきたら、誰しも上に従っていくようになると思います。(全員とはいわないけど、従わないのはごく少数)

今を生きる人も油断していると取り残されるかも

40代、50代は、若者に「こんなものできないの?」と言われるかもしれません。しかし、時代はつながっています。今の若い方からして、年配の人はスローでしょうか。

歴史は繰り返すので、今の若い人も同じような道をたどるように思えます。
今は良くても、年をとるとすっかり追い抜かされて・・といった状況

この作品は映像⇒書籍の順の方が良いかも|書籍版の方が遠慮がない|映像版のクライマックスの含みが良くわかる

松竹映画公式より

本作の主人公は西木の表現がポイントかもしれません。だけど、クライマックスは映画と書籍とは違いました。映像をポジティブとするなら、書籍はネガティブな雰囲気です。映像版の方が美化されているような印象です。

書籍版のほうにも西木も登場してきてますが、かなり印象が違うということが気になりました。ただ映像のクライマックスにも書籍版へのつながりがあるような演出がありました。その辺を覚えていると、きっと楽しい読書になると思います。

まとめ|映像と書籍版両方とも楽しめるがシャイロックの子供たち

シャイロックの子供たちは、映画と書籍で内容が大分違う作品です。どちらを見ても、それぞれ楽しさがあります。たぶんこれは、原作から実写にするときに、役者の魅力を引き出した結果なのかもしれませんね。

#3行日記 :顔アイコンを変えてみました

顔のアイコンを変えてみました。真顔から笑顔にしてみました。この笑顔はどうしようか迷いました。なんかずっと笑っていてキモいかもと感じたので・・・。まぁ、慣れてでしょうか。Xの方は笑顔なので合わせてみたいのでした。

#1年前 :トータルで200記事を書いた日のようでした

トータル200記事の記念日のようでした。まだ、このころは、毎日投稿でいくと130日くらいかもしれません。結構ネタを絞り出すのを頑張っていたような気がします。懐かしいです。

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