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『相撲』由来の言葉たち 二場所目
『相撲』由来の言葉たち二場所目、開幕です!
仕切り直し(しきりなおし)
スポーツ・囲碁・将棋などの勝負事をやり直すこと。また、交渉などを最初からやり直すこと。
由来は、
力士が土俵に上がって相対し、仕切り線を挟んで立ち合いの身構えをすることを「仕切り」といいます。
両力士の呼吸が合わないため仕切りをやり直すことを「仕切り直し」といい、ここから転じて「物事をはじめからやり直すこと」を意味する言葉となりました。
仕切り直しはほどほどにしないと、何事も冷めてしまいますね。
序の口(じょのくち)
物事の始まったばかりのところ。
由来は、
もともと相撲用語の一つで、力士の順位表である番付の一番下の階級のことである。 そこから一般的に使われるようになった。
古くは「上ノ口」と書かれていましたが、一番下の位であるのに「上」とはこれ如何に? と「序」が当てられたと言われています。
胸を借りる(むねをかりる)
実力のある者に練習の相手をしてもらう。
由来は、
相撲用語で、上位の力士に下位の力士がけいこをつけてもらう意。
新社会人の皆さんはもとより、新しい環境に飛び込んだ方々も遠慮せず先輩の胸を借りまくっちゃいましょう!
脇が甘い(わきがあまい)
守りが弱いさま。
由来は、
相撲で脇があいていると、四つに組んだとき相手の差し手を許しやすいことからいう。
反対に、守りを強くすることは「脇を固める」です。
腰砕け(こしくだけ)
物事が中途でだめになり、あとが続かなくなること
由来は、
相撲で、相手が技を仕掛けていないのに、体勢を崩して倒れてしまった時に用いられる決まり手のこと。
ゴールデンウィーク明けに「腰砕け」とならぬよう、今のうちから心身を整えておきましょう。
いかがでしたか?
結びの一番として『相撲』という言葉の由来をご紹介します。
「争う」「負けまいと張り合う」を意味する動詞「すまふ(争ふ)」が名詞化して「すもう」になったか、「すまふ」の連用形「すまひ」がウ音便化された語。
平安時代の辞書『和名抄』に「相撲 須末比」とあるように、古くは「すまひ」と呼ばれていたが、ウ音便化されたという確定的な文献がないため、「すまふ」と「すまひ」のどちらであるかは断定できない。
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