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9月29日なので三国志由来の「肉」言葉

29日は「2(に)9(く)」つまり「肉の日」。
ということは、9月29日は「9(く)2(に)9(く)」つまり「苦肉の策の日」でしょう。
そして「苦肉の策」と言えば三国志です。


「苦肉の策」または「苦肉の計」とは、三国志演義の逸話が由来の言葉です。

赤壁の戦い真っただ中、呉の周瑜が黄蓋を棒打ち百回の刑にしました。
それを恨みに思った黄蓋は敵である曹操に投降を願い出ます。
長年呉に仕えてきた黄蓋の投降を喜んだ曹操は快諾。
投降してきた黄蓋の船を迎え入れたその時、黄蓋は曹操軍に火矢を放ち赤壁の戦いの勝利のきっかけになりました。
実は周瑜が黄蓋を棒打ちの刑にしたのは曹操に信じ込ませるための計略だったのです。

敵をあざむくために、自分の肉体を痛めつけて行うはかりごと。転じて、苦しまぎれに考え出した方策。

故事成語を知る辞典より


もう一つ三国志由来の「肉」に関する言葉があります。
それは「髀肉の嘆(ひにくのたん)」です。

のちに蜀を建国する劉備が40歳ぐらいの頃の話です。
曹操に負け劉表のもとに身を寄せていました。
ある日ふと自分の太ももを見ると今までは無かった贅肉がついていることに気が付き涙を流します。
理由をたずねられた劉備は「馬に乗って戦場を駆け巡っていた時にはなかったのに、今では太ももに贅肉が付いてしまいました。月日は流れていくのに、未だ何の成果も出せていないことが悲しいのです」と答えました。

技量や手腕を発揮する機会がなく、時がむなしく過ぎていくのを嘆くこと。

故事成語を知る辞典より


以上、三国志由来の「肉」にまつわる言葉でした。
「肉」以外にも三国志由来の言葉はたくさんありますので、別の機会にご紹介します。

それでは皆様、良い「肉の日」を!

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