見出し画像

タバコの無い世界は実現できるのか?

「百害あって一利なし」の代名詞である『タバコ』。

吸わない人からすれば迷惑この上ない、できることなら永遠に消え去ってほしい厄介物です。

そんな『タバコ』が禁止となる国が誕生するかもしれないというニュースが報道されました。

その国はニュージーランド。

南西太平洋のオセアニアのポリネシアに位置する立憲君主制国家。首都はウェリントンで、最大の都市はオークランドである。

Wikipediaより

2009年以降に生まれた子どもが生涯にわたり『タバコ』が吸えなくなるという、世界初の法案が国会に提出され年内にも可決される見通しだそうです。

前代未聞のこの法律、もし本当に施行されたとしたら凄い事です。
『タバコ』を禁止したらどうなるのかというデータが予測ではなく実際に数値として取れてしまいます。

健康状態・犯罪発生率・学力・経済……
何より『タバコ』を禁止された若者たちの動向が知れます。
法律を変えようと積極的に政治に参加するのか、それとも『タバコ』が吸える他国に行くのか。
いずれにしても、将来的にこの法律が廃止となったとて貴重なデータが収集できることは間違いないでしょう。

一方で、「現代の禁酒法」ではないかという危惧もされています。
公に酒を禁止をした結果、裏社会を肥えさせただけというあの禁酒法です。

『タバコ』も同じようになるのではないのか?
そう考えるのが自然だと思います。
むしろ裏社会側が今回の『タバコ』禁止法案を積極的に支持しているのかもしれません。

麻薬に比べ安価で簡単に手に入る『タバコ』。
法案に「輸入の禁止」が明記されなかったらつまりはそういうことなのでしょう。

世界初の『タバコ』禁止法案がどうなるのか。
要注目です。

ちなみに日本では議題にすら上らないでしょう。
「自民党たばこ議員連盟」という2022年6月20日時点で228名もの議員が参加している組織があるくらいです。
他にも「もくもく会」という超党派の集まりもあります。

毒煙を無理やり吸わされることのない、クリーンで快適な世界はまだまだ遠そうです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?