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2021年、今年の漢字は『金』 うん、納得!

公益財団法人日本漢字能力検定協会が、その年をイメージする漢字一字の公募を日本全国より行い、その中で最も応募数の多かった漢字一字を、その年の世相を表す漢字として、原則としては12月12日の「漢字の日」の午後に京都府京都市東山区の清水寺で発表することになっている。ただし、必ずしもその日に発表されるとは限らない。選ばれた漢字を「今年の漢字」と呼ぶ。各メディアでも、「今年の漢字」の呼称が用いられる。

ウィキペディアより

1995年から開始されたキャンペーン。
今年で27回目をむかえる恒例行事となっています。
毎年「もうそんな時期か」と思う一方で過去の「今年の漢字」を覚えている方はなかなかいないのではないでしょうか。少なくとも私は去年の一字もすっかり忘れてました。
そんなあなたと私にドンッ、

これまでの「今年の漢字」一覧です。
そういえば昨年は『密』でした。密、密、密です!って言ってましたね。
今年は金、金、金!ってことでしょうか。
それにしても『金』は4度目の選出なんですね。同じ漢字は選ばれないと思い込んでいたのでびっくりです。

『金』が選ばれたおもな理由は、
●東京オリンピック・パラリンピックで日本人選手が「金」メダルを多く獲得した
●各界で数多くの「金」字塔が打ち立てられた
●コロナに絡む給付「金」、新紙幣や新500円硬貨などお「金」にまつわる話も

日本漢字能力検定協会公式HPより

一番目の「金メダル」はまあそうでしょう。コロナ禍という前代未聞の状況の中結局開催された東京オリンピック・パラリンピックは外せません。
二番目の「金字塔」はちょっと厳しいかと。たしかに大谷さんや藤井さんなど大活躍大躍進された方々はいらっしゃいましたがいささかこじつけ感が強い気がします。
三番目の給付金はいいとして新紙幣はちょっと疑問です。発行された年ならまだしも発表されただけですからね。私はすっかり忘れてました。

ちなみに、おしくも2位だったのが『輪』だそうです。
さすがに限定的過ぎたのでしょう。「団結すなわち輪になって難局を乗り越えたから感染者数の大幅減少につながったのだ!」とかそれっぽいことを言えばいけそうですが。

と、ここまでは表向きの話で実際は『金』と書いて「かね」と読むのが今年の漢字に相応しいと思います。

ぼったくり男爵ことバッハ会長を筆頭にしたオリンピックにまつわる様々な疑惑の経費。明るみに出た大手広告代理店を始めとしたあまりにも酷い中抜き構造。顕在化したコロナ禍でますます広がる賃金格差。

「今年の漢字」は『金(かね)』で納得です。

#お金について考えていること

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