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『子供部屋おじさん・おばさん』に対する素朴な疑問

いくつになっても実家で暮らす人々、通称「子供部屋おじさん・おばさん」。

親離れ子離れできず、自立できない大人の象徴として国内外を問わず社会問題となっています。

実家を出て一人暮らし、または同棲するのが当たり前。
結婚し子供を育てて一人前。
さらに家を購入できれば万々歳。

そんな漠然とした常識を持っている大多数の人からすると、その対極に存在する「子供部屋おじさん・おばさん」の姿はさぞかし薄気味悪く映るのでしょう。いい歳して実家暮らしかよと。

ひと昔前なら私もそう思ってました。
しかし、加速度的に貧困化が進んでいる現状では、実家暮らしも一つの選択肢なのではないかと思うのです。

上がり続ける物価に対して、ちっとも上がらぬ給料。
なので、家賃を節約するために実家暮らしをする選択は合理的と言えるでしょう。もちろん、家にいくらかお金を入れて自分のことは自分でやるのは大前提です。

多様性多様性とさけばれて久しい昨今、本人が選んだことならば一生実家で暮らしていてもとやかく言われる筋合いはないですし、ましてや社会問題として取り上げるのはいかがなものかと。
世間様に迷惑をかけていないのであれば何ら問題はないと思うのですが。

それでもやはり親元から離れて独立してこそ大人でしょと思う人が大半なのでしょう。常識というものはなかなか塗り替えることができません。
かく言う私も若干モヤモヤしながら書いています。

そんな常識人な方々に2つ質問です。

①「子供部屋ヤクザ」や「子供部屋反グレ」って聞いたことありますか?

②「実家暮らし」と「実家外暮らし」、犯罪者の割合(数ではない)が多いのはどちらだと思いますか?

以上です。

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