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”誰がために戦う” 7月19日は『サイボーグ009』の日
本日、7月19日は石ノ森章太郎氏の代表作『サイボーグ009』の日です。
石ノ森章太郎の代表作とも言える「サイボーグ009」は、1964年7月19日に漫画雑誌「週間少年キング」にて連載スタートとなりました。
その後、15誌以上の漫画雑誌のみならず新聞などにも掲載され、石ノ森章太郎本人によって完結する事が無かった、ライフワークとも言える作品です。
連載スタートにちなんで、7月19日は「サイボーグ009の日」として、日本記念日協会に登録されています。
まさか『サイボーグ009』をご存じないという方はいらっしゃないと思いますが念のためあらすじと主要キャラクターをご紹介。
主人公の少年・島村ジョーは、少年鑑別所からの脱走中、謎の男たちに捕らえられサイボーグに改造された。世界の影で暗躍する死の商人「黒い幽霊団(ブラックゴースト)」は画期的な新商品・サイボーグ兵士の試作品を作るために世界各国から素材となる人間を秘密裏に拉致しており、素材集めの場に偶然居合わせたジョーをも素材として選んだのだった。しかし、彼よりも前に世界各国から強制的に集められ改造されていた8名のサイボーグや、そして自分たちを改造したギルモア博士からブラックゴースト団の真の野望を教えられたジョーは、彼らと共にブラックゴーストを脱走する。
ブラックゴーストの野望を知り彼らを阻止できるのは、彼らと同じ力を持つサイボーグ戦士たちしかいない。人の心を持ちながらヒトでも機械でもない存在となった悲しみを胸に、サイボーグ戦士たちはブラックゴーストの野望を打ち砕くために戦い続ける。
主人公の島村ジョー(009)を含めた001から009までの通称”ゼロゼロナンバー”と呼ばれる九人のサイボーグ戦士たち。
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「001」:イワン・ウイスキー
出身はロシア。生後まもなく父親によって頭脳改造手術を受け、脳細胞が異常発達を遂げた。 強化頭脳・ 0歳児にして通常の成人を超える知能とESP能力を持つ。
「002」:ジェット・リンク
出身はアメリカ。 脚部に埋め込まれた飛行ユニットにより、空中を自在に滑空する能力がある。 自由奔放な性格で、短気で喧嘩っ早い面がある。 普段はレーサーとして活躍している。
「003」:フランソワーズ・アルヌール
出身はフランス。聴覚と視覚を強化されたサイボーグで、視覚は厚い壁の向こう側まで見通すことが可能で、聴覚は50キロ四方の物音が感知できる。 気が強いところもあるが、優しい心の持ち主である。 普段はバレリーナとして活躍している。
「004」:アルベルト・ハインリヒ
出身はドイツ。マシンガン(右手)・電磁ナイフ(左手)・ マイクロミサイル(両大腿部)・小型爆弾(胴体部)と 全身を武器庫と化した、戦闘に特化したタイプのサイボーグ。自らの計画の失敗により恋人を死なせてしまったことと、生身の肉体を無くした過去のせいか、シニカルなものの見方をして、飄々と振舞うことが多い。 普段はトラックの運転手をしている。
「005」:ジェロニモ・ジュニア
出身はアメリカ。砲弾にも耐える強固な皮膚と100万馬力の怪力を持つ。 無口で穏やかな性格の持ち主で、ネイティブ・アメリカンであることに人一倍誇りを持っており、自然に宿る精霊を感じることができる。
「006」:張々湖(ちゃんちゃんこ)
出身は中国。口から高温の火炎や熱線を吐き、土の中にも自由に潜ることができる。 食いしん坊で陽気な中年男で、臆病者ではあるが、懐が深い人物である。 普段は中華飯店「張々湖」を経営しており、料理の腕前は超一流を誇る。
「007」:グレート・ブリテン
出身はイギリス。 細胞組織を変化させることで、人間や動物といった生き物のみならず、無機物にでも変身する能力を持つ。 ゼロゼロナンバーサイボーグの最年長だが、感情の起伏が激しく、おどけた調子で仲間を笑わせたかと思えば、悲壮な調子で身の不幸を嘆いたりもする。また情に厚く、他人に対する暖かい思いやりを持っている。 普段は006の中華飯店を手伝っているが、ロンドン等の劇場でショーをすることもある。
「008」:ピュンマ
出身はケニア。 水中での活動能力が強化されており、一万メートル以上の深海でも活動ができる。 言動や物腰から知的な雰囲気の漂う、物静かで真面目な青年である。 普段はアフリカで密猟取締官を生業としている。
「009」:島村ジョー
出身は日本。ゼロゼロナンバーサイボーグの開発で培われた技術を1体に集約させた万能型のサイボーグ戦士で加速装置持ち。持ち前の正義感と、差別や偏見に晒された少年時代の記憶から、人間の尊厳を踏みにじり虐げる者に対しては強い怒りを持っている。 ゼロゼロナンバーサイボーグのリーダー的存在である。
※キャラクター詳細は石森プロ公式サイトより引用。
『サイボーグ009』はアニメも連載開始当初から数年前までと世代を越えて制作されています。
なので、原作は読んだことはないけどアニメは観たことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。
「サイボーグ009」
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初の映像化作品。
1966年7月21日公開の劇場版。
「サイボーグ009 怪獣戦争」
![](https://assets.st-note.com/img/1658230385977-jd4mq1Dlod.jpg)
1967年3月19日公開の劇場版。
「サイボーグ009」 (テレビシリーズ第1作)
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初のテレビシリーズ。
1968年4月5日 - 9月27日(全26話)。
「サイボーグ009」 (テレビシリーズ第2作)
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1979年3月6日 - 1980年3月25日(全50話)。
サイボーグ009と言えばこれという名曲「誰がために」が主題歌。
「サイボーグ009 超銀河伝説」
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1980年12月20日公開の劇場版。
映画公開に伴い、ファンによる投票を参考にしてキャストが決まったため、1979年版の担当者が大半であるが、001やギルモア博士に関しては1968年版の担当者になっている。
「サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER」(テレビシリーズ第3作)
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2001年10月14日 - 2002年10月13日(全51話)。
最終章であり石ノ森章太郎氏の遺稿となった「Conclusion God's War」の冒頭がアニメ化された。
「009 RE:CYBORG」
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2012年10月27日公開の劇場版。フル3DCGIアニメーション映画。
キャラクターデザインが大幅に変更された。
「CYBORG009 CALL OF JUSTICE」
![](https://assets.st-note.com/img/1658230582643-J18v6gAQwQ.jpg)
映像化50周年記念フル3DCGアニメーション。
2016年11月25日より全3章が2週間限定で順次上映。
2017年2月よりNetflixで劇場版3部作を全12話に再編集して配信。
私は2012年以降のキャラデザにどうも馴染めないので、今後作られるであろう『サイボーグ009』のアニメは是非とも原作準拠に戻してくださいと切に願います。
リアルタイムで観ていたこともあり2001年の「サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER」のデザインが一番好きです。
締めはやっぱりこの曲、「誰がために」。
公式のものが2012年のバージョンしか見つからなかったのでこちらでご容赦くださいませ。
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