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人名由来の食べ物たち

名前の由来が「人名」という食べ物って結構ありますよね。
今回は対象を日本にしぼってご紹介します。

さっそくいってみましょう!


きんぴらごぼう

繊切りにした野菜を砂糖・醤油を用い甘辛く炒めたもの。特に繊切りまたは笹がきにしたゴボウを主に調理したものはきんぴらごぼうと呼ばれる。

Wikipediaより

名前の由来は、

坂田金時(金太郎)の息子・坂田金平(きんぴら)に由来します。
金時は実在したという記録がありますが、金平は江戸時代の浄瑠璃の中で作られた架空の人物で、怪力によって化け物を次々と退治する荒唐無稽な物語なので大人気となりました。このことから、【「金平」=強い・丈夫・太い】 となり、
ゴボウも精が付くと言うことから「金平ごぼう」と呼ばれるようになりました。(「固く強い野菜」の料理と言う意味という説も)

https://www.kawasakiya-aya.com/recipe-2

ゴボウとニンジンの金平が好きです。


八つ橋

米粉・砂糖・ニッキ(肉桂、シナモン)を混ぜて蒸した生地を、薄く伸ばして焼き上げた堅焼き煎餅の一種。形は箏または橋を模しているとされ、長軸方向に凸になった湾曲した長方形をしている。

Wikipediaより

名前の由来は、

「六段の調べ」などで知られた作曲家「八橋流」の開祖・八橋検校の名にちなむという説。1685年に亡くなり、黒谷に葬られた検校の遺徳を忍び、参道で琴の形をかたちどった菓子を「八ッ橋」と名付けて売り出したのが始まりだそうです。

https://www.otabe.kyoto.jp/2013_new/faq

生八つ橋のほうが好きです。


たくあん/たくわん

大根を天日干しまたは塩押しして脱水し、糖類や塩等を加えた糠に漬けたもの(脱水の方法により、天日干したくあん、塩押したくあんと呼ばれる)。またはこれに糖類、果汁、みりん、香辛料、削り節、昆布等を加えて味付けした漬物である。

Wikipediaより

名前の由来は、

贅沢な食生活に飽きた時の将軍、徳川家光が懇意にしていた沢庵和尚の元を訪れたときに、沢庵和尚が大根のぬか漬けである通称「貯え漬け」を出したところ、その美味しさに徳川家光が感動し、しっかりとした名前のない通称「貯え漬け」ではなく「沢庵漬け」と命名したという説です。

https://www.gsfood.co.jp/column/6232

醤油の風味が強いものが好きです。


以上です。
いずれも製作者の名前ではないのが面白いところです。沢庵和尚なんかタナボタですし。

次回は海外バージョンをいつかお届けします。

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