十数年ぶりに旧友と会う
昨日、十数年ぶりに会う友人と食事をしてきました。
この十数年間、年賀の挨拶を含めて年に1~2回メールやLINEでのやりとりしかしていなかったので、どんな姿になっているか想像もつきません。
「お互い誰かわからないかもね」
そんなやり取りをした後、いざ行かん集合場所へ。
歩きながら考えます。
めちゃくちゃ悪趣味な成金ファッションに身を包んでいたらどうしよう。
常人には理解できないオシャレ上級者になっていたらどうしよう。
素知らぬふりして通り過ぎるか?
全力ダッシュで逃げ帰るか?
答えの出ないままトコトコ歩いているうちに集合場所が見えてきました。
見渡す限りエキセントリックな恰好をしている人物はいません。
ホッと一安心です。
しかしそうなると今度は「はたして十数年間会っていない友人を見つけることができるのか」という別の問題が発生。
いや、素直に電話すればいいだけなんですけどね。
それじゃあ、つまらないのでなんとか自分で探したいところです。
ん?
んんん?
あの立ち姿は……
なんか見覚えあるぞ?
一気に蘇るあの頃の記憶。
近づくにつれて確信に変わります。
「お久しぶり!」
集合場所に立つ姿は当時のままでした。
立ち方って結構個性があるんですね。
全体的な服装の色味も昔と同じような感じというのも相まって、マスクをしていてもすぐに友人だとわかりました。
その後は昔話に花が咲き、さらにはお互いいい歳なので政治経済についても熱く議論を交わす……なんてことにはならず、九割がたゲーム・アニメ・漫画の話で盛り上がる楽しいご飯となりました。
ここで一首。
”久々に 出会った友の 姿見て あまり変わらず ちょいとがっかり”
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