ドラえもんが黄色から青色になった設定によって世代がわかる?
ドラえもんは元々「黄色」で耳があったことは義務教育で習うので皆さんご存じのことでしょう。
では何故現在のように「青色」で耳がなくなってしまったのか。
これまた必修科目なのでご存じだと思いますが、その設定が世代によって変わるのでもしかしたら「え? 自分の知ってる設定と違う!」と驚かれるかもしれません。
まず前提としてドラえもんの「極度のネズミ嫌い」の元凶である「ネズミに耳をかじられた」という事件はどの設定も共通です。
その後、色が変わるという設定は分岐します。そして物語に多大な影響を……与えません。
なので実は結構どうでもいい話だったりするのですが、当のドラえもん本人にとっては一大事なので度々描かれるのでしょう。
その一、「耳が無くなった姿を鏡で見てショックで青ざめた」。
その二、「丸い頭をガールフレンドに笑われて大泣き。その時の振動で黄色の塗装がはがれて青色になった」
その三、「丸い頭をガールフレンドに笑われて大泣き。その時の涙が体に当たり黄色のメッキが錆び落ち青色になった」
その二、その三ともにアニメ「2112年ドラえもん誕生(1995年)」で生まれた設定ですが、「振動ではがれた」という理由が伝わりにくいと判断した製作陣が「涙で錆びた」という理由を公式にしたという話があるそうです。
では現在の設定はどうなっているのか。
2011年ドラえもん誕生日スペシャル「走れドラえもん! 銀河グランプリ」でドラえもんが黄色から青色に変わった話がでてきます。
その四、「耳が無くなった姿を鏡で見てショックで青ざめた」
……最初に戻ってる!?
なんとびっくり、30年越しで公式設定になってました。
まあ、10年前とはいえ「事故にあって容姿が変わってしまったキャラクターを笑う」という設定はまずいと思ったのでしょう。
子供向け番組ですし英断だったと思います。
いかがだったでしょうか。
2011年以前であれば、ドラえもんのカラーチェンジの理由で世代がバレてしまうところでしたが現在はそうもいきません。
「鏡を見て青ざめた」という理由が現行のものになってしまったので。
ドラえもんで世代分けは諸刃の剣になりかねないのでやめておきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?