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麻雀由来の言葉たち

日本における麻雀の始まりは、

日本に初めて麻雀が入ってきたのは、明治42年のことで、名川彦作氏により麻 雀牌が持ち込まれた。 同年、夏目漱石は朝日新聞に連載していた「満韓ところへ」 に、中国で麻雀らしきゲームを見たと書いている。 大正時代のなかばを過ぎ、まず 麻雀に飛びついたのは文人、そして上流階級の人々だった。

http://www1.tcue.ac.jp/home1/takamatsu/100124/100124.pdf

日本に入ってきてから爆発的人気を博した麻雀。
学生やサラリーマンのたしなみ、コミュニケーションツールとして少し前までは打てて当たり前な風潮があった気がします。

そんな麻雀に関わる用語が一般的になっていないはずがありません。
ほとんどの方がご存じかもしれませんが、ご紹介します。


安全牌(あんぜんぱい)

危険がなく扱いやすいこと、またそのような相手のたとえ。

デジタル大辞泉

由来は、

もともと麻雀用語で、既に他者が捨て牌しているといった理由から捨て牌しても安全な牌のことである。そんな自分にとっては特に必要ない(利益を与えない)が危険でもない牌ということから安全牌は先述の意味で使われるようになった(麻雀用語では安全牌は安牌(あんぱい)と略されることもある)。

http://zokugo-dict.com/01a/anzenpai.htm


ちょんぼ

いいかげんなことをすること。また、間違いをすること。

精選版 日本国語大辞典

由来は、

アガりの牌を間違えたり、役がないのにアガりを宣言したりするなどの反則行為のこと。漢字では「錯和」と書き、本来は文字通り「間違った和了」を意味していたが、今では麻雀の反則行為全般を指す事が多い。

http://yain.jp/i/%E3%81%A1%E3%82%87%E3%82%93%E3%81%BC


テンパる

せっぱつまった状態になる。

精選版 日本国語大辞典

由来は、

麻雀で、あと一つの牌が入れば上がれる状態になることをいう「テンパイ(聴牌)」に、動詞化する接尾語「る」が付いた語が「テンパる」である。

https://gogen-yurai.jp/tenparu/


面子(めんつ)

体面。面目。
会合などの顔ぶれ。

デジタル大辞泉

由来は、

麻雀用語から生まれた意味は後者の「会合などの顔ぶれ、メンバー」の意味。
麻雀用語の「面子(メンツ)」は、3個でひと揃いになる牌の組み合わせや、麻雀のメンバーのことを言います。
ここから派生して、「会合などの顔ぶれ、メンバー」を表わすようになったのですね。
なお、麻雀用語としてではない中国語の面子は、「面目・体裁・世間体」といった意味なので、そのまま日本に伝わり、一般に使われるようになったようです。

https://www.goodcross.com/words/14946-2018


連チャン

同じ物事が何回も続くこと。

デジタル大辞泉

由来は、

麻雀用語の「連荘(レンチャン)」からきている言葉で、1人のプレイヤーが複数の局で勝ち続け、連続して親を担当すること。
「連荘(レンチャン)」の「荘」は「親」の意味だそうです。
連チャンの前に数字を入れて、「二日連チャン」や「3連チャン」といった表現もしますよね。

https://www.goodcross.com/words/14946-2018


今回は以上です。
何より驚いたのは、日本における麻雀の歴史が意外と浅かったことです。
てっきり戦国時代ぐらいからあるものだと思っていました。
とある漫画のせいなのですが。

もしも16世紀に麻雀が伝来し戦国武将たちが夢中になったら? というギャグ漫画です。
合戦ではなく、麻雀による天下統一。レートは「城」で。

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