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『奥の細道』? それとも『おくのほそ道』?

『奥の細道』とは、

元禄文化期に活躍した俳人松尾芭蕉の紀行及び俳諧。元禄15年(1702年)刊。
日本の古典における紀行作品の代表的存在であり、芭蕉の著作中で最も著名な作品である。「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也」という冒頭より始まり、作品中に多数の俳句が詠み込まれている。

Wikipediaより

松尾芭蕉と言えばこれ! な作品です。

学校の授業でも扱うほどメジャーな『奥の細道』ですが、最近の教科書では『おくのほそ道』と表記するそうです。

ある程度の年代までは「奥の細道」という表記で習った人が多いことでしょう。
現在の教科書では「おくのほそ道」と、「道」だけを漢字にする表記が大半です。これは、芭蕉の直筆とされる「おくのほそ道」の西村本の題簽(だいせん、外題)を根拠としています。

https://hugkum.sho.jp/426118

「西村本」の他にも芭蕉と共に旅をした曽良が所持していたとされる「曽良本」が『おくのほそ道』、弟子の一人である野坡(やば)が所持したとされることから「野坡本」または「中尾本」が『おくの細道』。

あれ?
『奥の細道』はどこから来たの?

わざわざ漢字表記にして覚えにくくした責任者出てこい案件ですね。
犯人をご存じの方はご一報ください。
重い罰(ネットで晒す)を与えてやりましょう。

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