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三種の神器の一つ『草薙剣』を見ることができるかもしれない

歴代天皇が代々受け継いできた三種の神器、草薙剣・八咫鏡・八尺瓊勾玉。その実物は天皇陛下ですら見ることはできません。

過去に実物を見たという人物の証言も残っていますが、真偽を確かめようがないので今回はノーカンとさせていただきます。

誰も見たことがないからこそ神秘性が保たれているということは重々承知しておりますが、それでも一度見てみたいという好奇心がわいてしまうのも偽らざる本心です。

なんとかならないものか……
お風呂につかりながらボーっと考えているとキュピーンと閃きました。

壇ノ浦の戦いで沈んだ『草薙剣』ってまだ回収されてないじゃないか。
海底をくまなく探索し首尾よく発見できれば実物を見ることができる!

……まあ、誰しも一度は考えそうなことですが。
現状罪を犯すことなく三種の神器を見ることができる唯一の方法でしょう。

もしも探索の許可が下り潤沢な資金を用意できたとしても二つの大きな問題があります。

一つは、もうすでに発見・回収されているかもしれないこと。
発見されたのならニュースになるのでは? と思いがちですが、『草薙剣』が海に沈んだのは数百年前。
その間に発見された可能性も大いにあります。
近現代ならマスコミが殺到し大々的に報じられるでしょうが、それ以前ならしれっと返上されて終わりということも十分に考えられます。
さらなる形代を作成した後なら尚更です。

もう一つは、たとえ発見したとしてもそれが本物なのか誰も判断できないこと。
これが最大の問題で、誰も見たことがないならそれっぽいものを発見しても『草薙剣』かどうかわかりません。
もしかしたらこれまでも「すわっ、『草薙剣』か!?」というものを見つけても「んー、違うんじゃね?」と海にリバースした事例もあったかもしれない。
年代測定を行っても制作年代がわからない以上決め手にはならないですし。

とは言え、判断方法が全くないわけではなく、かなり非科学的な方法があるにはあります。
前述の実物を見たという人たちはだいたいその後大変な目にあっています。
つまり、「『草薙剣』らしきものを見た後に大変な目にあったのであれば本物である確率が高い」ということになるのではないでしょうか?

お金を余らせている歴史好奇心に満ちた億万長者の皆さま。
海底探索などいかがですか?
三種の神器の一つを拝め、なおかつ歴史に名を残すチャンスですよ!

私がうなるほどお金を持っていたら絶対にチャレンジするのですが、残念ながら物価高騰にヒイヒイ言っている現状では夢のまた夢です。
宝くじ十回ぐらい当たらないかな~。

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