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第二回 クイズ『この漢字、読めますか?』

普段会話などで使っても、いざ漢字になると途端に読めなくなる……。
そんな言葉、多々あると思います。
書くのは無理でも、せめて読めるようにはなりたい。
そんなあなたの一助になるかもしれないクイズの第二回です。

答えがわからなくても大丈夫。
正解とともに「どうしてその漢字になったのか」もご用意したので、わからない場合はサクッと正解を見ちゃってください。

ではさっそくいってみましょう!


問題です。

①~⑩の読み方をお答えください。

①無花果
②蒲公英
③栗鼠
④海豹
⑤柳葉魚
⑥軍鶏
⑦烏賊
⑧蝸牛
⑨鳩尾

⑩自棄


それではシンキングタイムスタート!

考え中……

考え中……

考え中……

……

終~了~!

正解を発表します。


①無花果は「いちじく」です。

花嚢の内部に無数の雄花と雌花をつけるが、外からは見えないことから付けられた当て字

https://gogen-yurai.jp/ichijiku/

②蒲公英は「たんぽぽ」です。

漢方でタンポポを開花前に採って乾燥させたものを「蒲公英(ホコウエイ)」と呼ぶことに由来する。

https://gogen-yurai.jp/tanpopo

③栗鼠は「りす」です。

リスは、漢語「リッス(栗鼠)」の促音「ッ」が脱落し「リス」となった。
漢語「栗鼠」は、栗などの実を食べるネズミに似た動物であることからの名で、「クリネズミ」の意味である。
「リツ(栗)」は漢音、「ス(鼠)」は唐音と言われるが、「ス」については定かではなく「ショ」の音が日本に入ってから転じたか、慣用音の「ソ」が転じたと思われる。

https://gogen-yurai.jp/risu

④海豹は「あざらし」です。

漢字の豹が使われているのは、ヒョウと同じく体に斑点模様があることが理由です。

https://domani.shogakukan.co.jp/670220

⑤柳葉魚は「ししゃも」です。

シシャモは、アイヌ語「susuham(ススハム・シュシュハム)」が変化した語。
「susu(スス・シュシュ)」は「柳(川柳)」、「ham」は「葉」で、「柳の葉」を意味する。
シシャモを漢字で「柳葉魚」と書くのも、「susuham」の意味から当てたものである。
「柳の葉」が「シシャモ」を表すのは、散っていく柳の葉を哀れんだカムイ(神)が魚にしたとか、飢えに苦しんでいた人々をカムイが哀れんで、柳の葉を魚にしたというアイヌの伝説に由来する。

https://gogen-yurai.jp/shisyamo/

⑥軍鶏は「しゃも」です。

闘鶏用ニワトリの意味からの当て字

https://gogen-yurai.jp/syamo/

⑦烏賊は「いか」です。

死んだふりをして海面にぷかぷかと浮かんでいるイカを烏(カラス)がつつきに来ると、イカは突然腕を伸ばしてカラスを絡めとり、海中に引きずり込んでしまった、という話から「烏」を襲う「賊」という意味で「烏賊」という漢字が当てられたそうです。

https://www.jfa.maff.go.jp/j/koho/blog/category/ikapedia/ikakotoba/yurai

⑧蝸牛は「かたつむり」です。

カタツムリがうずを巻いた殻、そして牛のような角を持っていることに由来すると考えられている。

実用日本語表現辞典

⑨鳩尾は「みぞおち」です。

みぞおちの形が鳩の尾に似ていることに由来する。

https://gogen-yurai.jp/mizoochi/

⑩自棄は「やけ」です。

語源は「焼け」で、「自棄」は当て字

https://wisdom-box.com/kanji/reading/yake


いかがでしたでしょうか?
前回より一段階難易度を上げたつもりですがはたして。
ちなみに「死んだふりしてカラスを捕食するイカ」というのは今のところ確認されていないそうです。



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