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ネタバレ疑惑 ~新聞編~ ※映画ドラえもんのネタバレあり

まずは新聞のテレビ欄にあった「試写室」の記事をご覧ください。

試写室

一見何の変哲もない、記者さんの感想を交えつつあらすじを紹介する記事ですが問題なのは文末、

「合間に挟まれる、タモリの出演パートも今回はひと味違った。」

という箇所。

え?何か問題あるの?と思った人は無自覚なネタバレに注意したほうがいいかもしれません。

今回の問題点は、「タモリの出演パートでいつもと違う何かがあるよ」とサプライズ要素をバラしてしまったことです。

これは映画の宣伝でありがちな、「ラスト10分、驚きのどんでん返しが!?」に通ずるものがあります。                  どんな物語を歩もうがラスト10分でひっくり返るんでしょ?と素直に楽しめなくなってしまう可能性がある。

それならば、あらすじもネタバレでは?というツッコミもありそうですが、タイトルやあらすじに「ネタバレだ!」と目くじらをたてる人はほぼいないと思います。

「ドラえもん のび太の日本誕生」という映画を例にして今回の問題点を深掘りしていきましょう。                        あらすじは、                            7万年前の後期更新世日本および中国大陸を舞台に、精霊王ギガゾンビを擁するクラヤミ族と、それに相対するヒカリ族の側に付いているドラえもんとのび太たちの戦いを描いた長編作品(ウィキペディアより)         となります。

このあらすじを読む限り、結末はもちろんわかりませんし、なんやかんやでドラえもん達が活躍してめでたしめでたしなんだろうな~と考えるのが大多数なのではないでしょうか。

ところがどっこいこの映画のラストは、               「絶体絶命のドラえもん達がタイムパトロールに助けられて終わり。ラスボスもタイムパトロールが捕まえた。」                                というそれまでのドラえもん映画では無かった、まさかの自分たちでは解決しない人任せエンドでした。

今回の記事に合わせるならば、あらすじの文末に「今までのドラえもん映画ではなかった衝撃の展開がラストに!」を追加でしょうか。

公開当時どうやってギガゾンビを倒すんだろうとワクワクしながら観ていた私の受けた衝撃は計り知れないものがありました。ガッカリ感半端なかったです。                                 もしも、観る前に「いままでのドラえもんとは違うよ」と言ってくれれば軽減できたかもしれなかったのに・・・

っと、変な方向に行きかけているので話を戻します。               要するに、サプライズ要素の有無のみならず、具体的な場所まで示してしまうのは内容を詳しく説明しなくてもネタバレなのではなかろうかということです。知りたくなかったという人も結構いるでしょう。                                 でも「いつもと違う展開があるの?じゃあ観る」という人もいるでしょうから、一概に悪いとは言えませんが。

結論。今回の「試写室」は私はクロだと思います。



                  


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