『甘寧』を「かんねい」と読むと怒る人がいるかもしれない
『甘寧』という名前を見たら十中八九、呉の孫権に仕えた武将を思い浮かべると思います。三国志好きなら100%でしょう。
甘寧(かんねい)、字は興覇(こうは)。
呉は三国の中でも周瑜・呂蒙・陸遜といった知将が有名な反面、他国に比べて武に秀でた所謂”猛将”が少ないイメージがあります。
『甘寧』はそんな数少ない呉の猛将枠の一人として三国志を扱うゲームや漫画などでもほぼスタメンで登場しています。
いずれも力強さに溢れ武人そのものといった描かれ方をしています。
そんな『甘寧』ですが、まったく今までのイメージにそぐわないところで注目されていました。
それは、「女の子の名前」です。
赤ちゃんに名前を付ける際に参考にするであろうサイトにばっちりありました。
『甘寧』と書いて「あまね」もしくは「かんね」と読むそうです。
「あまね」ちゃん、「かんね」ちゃん両方とも昭和生まれなオールドタイプの私にもしっくりくる可愛いお名前です。
「甘」と「寧」も個別だったり他の文字と組み合わせれば有り寄りの有りでしょう。
ですが、『甘寧』となるとどうしても三国志の「かんねい」を真っ先に思い浮かべてしまいます。
女の子に『甘寧』……
小・中学校あたりでからかわれないか心配になってしまうのは考えすぎでしょうか。
「私を『かんねい』と呼ぶな!」と言い返したり、「私の事は『かんねい』と呼んでくれ!」と積極的だったりと否定にしろ肯定にしろ強気な子ばかりなら問題なさそうですが、はたして。
世はまさに”多様性”の時代。
名前で男女を判別することは時代遅れなのでしょうね。
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