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映画レビューサイトの正しい使い方

映画を観に行く際、世間や評論家のレビューを気にしますか?

海外のサイトで「Rotten Tomatoes(ロッテントマト)」という映画&ドラマ評論サイトがあります。

映画やドラマの一つ一つに点数というか高評価率が評論家と一般ユーザーにわけて付けられていて、これがなかなか興味深い結果になることが多い。

ためしに、海外ではすでに公開されている『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を見てみましょう。

https://www.rottentomatoes.com/m/the_super_mario_bros_movie

左の56%が評論家、右の96%が一般ユーザーの高評価率です。
落差がとんでもないことになっていますね。

では現在この映画がどうなっているかというと、

バカ売れです。めっちゃ大人気です。
ゴールデンウィークにあわせて公開が遅らされている日本でも大ヒット間違いなしでしょう。

次に見ていただきたいのはこちら。

https://www.rottentomatoes.com/m/star_wars_the_last_jedi

「スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ」です。
評論家91%で一般ユーザー42%。
とてつもない落差があります。

この作品はスターウォーズファンから大不評で「正史から外してくれ」という署名活動まで行われた問題作。
単体の映画としても決して出来の良いものではありませんでした。

何故ここまで評論家と一般ユーザーの評価に差が生まれてしまうのか。

昨今の映画事情をご存じの方ならもうお気づきでしょう。

答えは”ポリコレ”です。

ポリティカル・コレクトネス(英: political correctness、略称:PC、ポリコレ)とは、社会の特定のグループのメンバーに不快感や不利益を与えないように意図された政策(または対策)などを表す言葉の総称であり、人種、信条、性別、体型などの違いによる偏見や差別を含まない中立的な表現や用語を使用すること[6]を指す。「政治的正しさ」「政治的妥当性」とも言われる

Wikipediaより

評論家の評価は、その映画がどれだけポリコレに配慮されてるかに重きが置かれているのが現状です。面白さは二の次。

対して一般ユーザーの評価は、まず面白いかどうか。
次にどれだけポリコレ要素が少ないか。
特に海外では過剰ともいえる配慮にうんざりしているようで、如実に表れています。

いずれにせよ、あくまで他人の感想なので実際に観たら全然違う感想をいだくこともあるでしょう。
しかし、観に行くかどうか迷っている映画があるならば、参考にしてみるのも一興かもしれません。

ちなみに評論家と一般ユーザーの気持ちが一つになることももちろんあります。

https://www.rottentomatoes.com/m/top_gun_maverick


https://www.rottentomatoes.com/m/dragonball


「ロッテントマト ○○(映画名)」と日本語で入力してもちゃんとヒットするので、ちょいと検索してみるのも面白いですよ。

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