実は真逆の意味!? 『レディファースト』と『三歩下がる』
男性が女性をエスコートする際のマナーの一つとして知られる、
『レディーファースト』。
女性を尊重し優先する欧米のマナー。
男尊女卑の代名詞として知られる、
『女は男の三歩下がって歩く』。
日本古来の悪しきしきたり。
なんとなくですがこれらが一般的なイメージではないでしょうか?
欧米に比べて日本がいかに男女平等の意識が低いかということを示す場合にしばしば流用される言葉です。
しかし、『レディーファースト』『女は男の三歩下がって歩く』双方を少し調べてみるとどうやらそのイメージは誤りなのかもしれません。
まず『レディーファースト』は、
尊重どころか思いっきり矢面に立たせてます。
「お先にどうぞ」とドアを開けて先に入らせ安全確認。
「お先にどうぞ」と先に食べさせ毒見をさせる。
男尊女卑とはまさにこのこと。
対して『女は男の三歩下がって歩く』は、
己の身を挺し女性を守る、まさしく「サムライハート」です。
女性は守られるだけの弱い存在ではない!
というご意見もあるでしょうが、あくまで昔の話としてお読みください。
いかがだったでしょうか。
もちろん多様性を求められる現在では両方とも古い考え方であり受け入れられない言葉でしょう。いずれ耳にすることはなくなる習慣だと思います。
ですが、欧米先進日本後進というありがちな誤解を抱えたまま昔話の一つとして語られるのはなんとも腑に落ちないものがあり今回の記事を書きました。
そもそも男尊女卑の概念は日本には存在せず、明治維新後に欧米文化を取り入れたことにより生まれたという説もあります。
『レディーファースト』と『女は男の三歩下がって歩く』。
どういう意味だと思いますか?
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