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『相撲』由来の言葉たち

日本の国技とも言われ、古代より続く伝統文化である『相撲』。
さかのぼれば神話の時代までいくとかいかないとか。
ということは当然日本語に影響を及ぼしているに決まっています。

『相撲』由来の言葉たち、開幕です!


勇み足(いさみあし)

調子づいて、やりすぎたり、仕損じたりすること。

デジタル大辞泉

由来は、

勇み足は、相撲の決まり手のひとつで、土俵際まで追い詰めながら、勢い余って自分から先に俵の外に足を踏み出してしまうこと。
そこから転じて、やり過ぎて仕損じることを「勇み足」と言うようになった。

https://gogen-yurai.jp/isamiashi


痛み分け(いたみわけ)

けんかや議論などで双方ともかなりの痛手をこうむったまま結着をつけないこと。

デジタル大辞泉

由来は、

相撲用語で「取組中に力士が負傷して続行不能になったため、勝負を引き分けにすること」という意味で用いられている言葉です。
ここから転じて「紛争や議論などで互いに損害を被りながら決着がつかないこと」も意味するようになりました。

https://gogenyurai.com/2019/06/10


肩透かし(かたすかし)

意気込んで向かってくる相手の勢いをうまくそらすこと。

デジタル大辞泉

由来は、

本来は、相撲の決まり手の一つで、相手が押してくる瞬間に体を開いて、肩口に手をかけて引き倒す技のこと。その技の様子からのたとえで、「肩透かしを食う」などのように用いる。

http://yain.jp/i/


変わり身(かわりみ)

情勢や事情の変化に合わせて、自分に有利なように言動を切りかえること。

デジタル大辞泉

由来は、

相撲の立ち合いで、とっさに体の位置を変えて相手の攻撃をかわすこと。そこから、一般に身を転ずる意で使われるようになった。

https://etymology-encyclopedia.com/kawarimi/


軍配が上がる(ぐんぱいがあがる)

勝者である、勝っている、とはっきり判定すること。

デジタル大辞泉

由来は、

「軍配」とは「軍配団扇(うちわ)」の略で、戦国後期時代の軍勢を指揮するために用いたものであり、武器ではありません。
「軍配団扇」は、現在では相撲の土俵で勝負の進行・判定をする「行司」が取り組みを裁くのに用いられます。
東西の力士が対戦したときに、行司が勝ち力士の方向に軍配を上げることから、「勝利を示す」「勝敗が決まる」という意味で「軍配が上がる」といわれるようになりました。

https://eigobu.jp/magazine/gunbaigaagaru


今回は以上です。
「変わり身」はてっきり忍者由来の言葉だと思っていたのでびっくり仰天でござるよニンニン。
それではいつの日か第二回でお会いしましょう、ドスコイ!

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