見出し画像

ハラスメントはどこまで行くの?

「セクシャルハラスメント(セクハラ)」や「パワーハラスメント(パワハラ)」という概念が定着し、以前は理不尽に従うしかなかった悪しき習慣を訴えることができるようになってから早幾年。
古き悪き習慣が根絶されたとは言い難いですが着実に減少していると思います。

その後も新たなハラスメントが続々と定義されています。

「マタニティハラスメント(マタハラ)」
働く女性が妊娠・出産をきっかけに職場で精神的・肉体的な嫌がらせを受けたり、妊娠・出産を理由とした解雇や雇い止めで不利益を被ったりするなどの不当な扱いを受けること。

「モラルハラスメント(モラハラ)」
言葉や態度などによって人格や尊厳を傷つけたり、肉体的、精神的な暴力や嫌がらせをしたりすること。

「パタニティーハラスメント(パタハラ)」
パタニティー(Paternity)は英語で“父性”を意味し、男性が育児参加を通じて自らの父性を発揮する権利や機会を、職場の上司や同僚などが侵害する言動におよぶこと。

「ケアハラスメント(ケアハラ)」
働きながら介護を行う人に対して行われる嫌がらせや、不利益を与える行為のこと。

「アルコールハラスメント(アルハラ)」
飲酒を強要することや飲めない者への配慮を欠くこと。酔って行うさまざまな迷惑行為・犯罪行為も含む。

「スモークハラスメント(スモハラ)」
受動喫煙防止を怠ることや受動喫煙対策を求めた者に対する不当解雇や嫌がらせをすること。

「ソーシャルハラスメント(ソーハラ)」
TwitterやFacebookなどのSNSでの迷惑行為。

「カスタマーハラスメント(カスハラ)」
悪質なクレーマーや取引先からの嫌がらせ行為。

「カラオケハラスメント(カラハラ)」
カラオケで嫌がっているのに無理やり歌わせること。

「ロジカルハラスメント(ロジハラ)」
正論を言うことによって相手を不快にする行為。

「ズームハラスメント(ズムハラ)」
オンライン会議などで相手の部屋などをイジること。

などなど。

ハラスメントが定義されることによって被害や迷惑を被っている人が助かるのであれば細分化していくのもありだと思います。

ですが、何事も度が過ぎるのは考えもの。

「告白ハラスメント(コクハラ)」
脈のない状態で告白すること。成功確率100%じゃないとダメ。

「新型パワーハラスメント(新型パワハラ)」
仕事を意欲的に行っている者のやる気に応えようとしない上司や先輩の言動のこと。「無理するな」「明日にしなさい」「残業しちゃダメ」など。

「ブラッドタイプハラスメント(ブラハラ)」
血液型で相手の性格を決めつけること。

ハラスメントは受けた側がどう感じるかなので一概にやりすぎとは言えませんが、これらは個人的にどうかと思います。

「ブラハラ」が成立するのであれば、『聖闘士星矢』世代、特に男子は必ずと言っていいほど受けてきたハラスメント、

それは「星座ハラスメント(セイハラ)」です。

あいさつ代わりの「君、何座?」と聞かれるのが今でもトラウマな人は結構いるんじゃないでしょうか。

『聖闘士星矢』に登場する12人の黄金聖闘士(ゴールドセイント)はそれぞれ十二星座を司っています。
作中最強格のキャラクターたちですが全員等しく強いわけではなく扱いにびっくりするほど格差がありました。

特に酷い扱いを受けていたのは通称”魚介類”と言われる「かに座」と「うお座」です。
それぞれ別の理由になりますが当時の少年たちに嫌われたキャラクターでした。

私は「さそり座」なので何もありませんでしたが、子供心に「かに座」や「うお座」じゃなくて良かったと思っていたことを覚えています。


最後にこちらをご紹介してこの記事を締めましょう。

「ハラスメントハラスメント(ハラハラ)」
ハラスメント意識の高まりから様々なハラスメントの概念が提唱され、なんでもかんでもハラスメントにされてしまうこと。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?