建国記念の日とドラクエⅣ
2月11日は建国記念の日です。
神武天皇や古事記・日本書紀が日付の由来とされていることから遥か昔より続く記念日かと思いきや、意外と歴史は浅く始まりは150年前だったりします。
当初は「1月29日」だった日付が「2月11日」に、名称も「神武天皇即位日」「紀元節」「建国記念の日」と変遷し現在にいたります。
縄文…弥生…古墳…飛鳥…
漢字以前に日本独自の文字は本当に無かったのか。
土偶は宗教的なもの?
邪馬台国は本当にあったのか。
神武東征は史実? 創作?
謎多き日本開闢の歴史浪漫に想いを馳せるには丁度いい日なのではないでしょうか。
私にとって「2月11日」はもう一つの特別な思い出があります。
それは『ドラゴンクエストⅣ』の発売日だったことです。
『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』は1990年2月11日発売のファミコンソフト。
発売前からジャンプやゲーム雑誌などでこれでもかと宣伝され否が応でも高まる期待。
あまりにも楽しみにしていたせいか、発売日直前にインフルエンザにかかり高熱を発してダウン。発売日当日、親に買ってきてもらいましたがその日はさすがに1時間もプレイできませんでした。というか寝てろ当時の私。
その後は熱が下がっても数日は学校に行けないためこれ幸いと朝から晩までプレイ。外出を禁じられている以上合法的な行為でしょう。
登校すると案の定挨拶代わりに飛び交う「どこまで進んだ?」
主語なんてありません。『ドラクエⅣ』のことに決まっているからです。
当然のごとく私も聞かれ、「えーと今は……」
いやちょっと待てよと思いとりあえず相手の進みぐあいを聞いてみます。
「第〇章終わったところ!」
やっぱりか。
私の半分ぐらいしか進んでいません。他のクラスメイトもだいたい同じぐらいでした。
学校を休んでいる間に一日中プレイしていた私が圧倒的に進んでいたのは当然の結果です。
しかしインフルエンザだったとはいえ申し訳ない気持ちやズルいと言われたくない気持ちから、「へー、みんな早いなー。まだそこまでいってないや」と嘘をついてしまいました。
今考えればどうということはないことですが当時は心臓バクバクの出来事でした。もし遊びに来られてセーブデータを見られたら一発でバレてしまいます。嘘つきの烙印を押されてしまいます。
幸いバレることなく数日が過ぎ、その間めちゃくちゃ頑張って追いついたていにして事なきを得ました。
そんな幼き日の思い出から唯一発売日を覚えているゲームソフトが『ドラゴンクエストⅣ』なのです。
今後も「2月11日」が来るたびに思い出すことでしょう。
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