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『アドバイスは、プレゼントを意識すれば上手くいく!』*

◆人にアドバイスをするときに
気を付けていることって、何かありますか?

アドバイスをする時のイメージは
相手が悩んだり、困ったりしているときに

問題の改善の糸口や
相手の不安や困惑の軽減ができる
ように

「相手のためを思って」
「よかれと思って」

するケースが多いのではないでしょうか?

◆ 「あなたのために」は誰のため?

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アドバイスをするときには
相手のために
・何か役に立てれば
・少しでも楽にしてあげたい 

という、相手のためを思って
することが多いと思います。

時には、自分の知識や経験を披露したいという
優越感も入ることもあるかもしれませんが…


この時に気を付けたいのが

✔ 本当に相手のためを思ってのことなのか
✔ 自分のためになっていないか
✔ 相手が本当に求めているのは何か?

という、フィルターで一度考えてみることです。

なぜならば

『相手が望まないアドバイスは
 いらないプレゼントをもらうようなもの』


だからです。

相手が欲しいと思っていたプレゼントであれば
もらえると本当にうれしいし、感謝できます。

しかし、さほど望んでいないプレゼントをもらっても表面上では感謝の気持ちは表すものの
心から喜べない場合があります。

かえって、どう処置しようか対応に困って
心の負担を増やしてしまうこともあるかもしれません。

もちろん、
せっかくもらえるプレゼントだから
どんなものであっても相手の気持ちに感謝して、大切にするのが人としての礼儀です。

ですが、プレゼントを贈る方の身としては
相手に少しでも喜んでもらえるものを贈りたい
という気持ちがあります。

◆ 相手が喜ぶプレゼントとは?

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アドバイスをするときに、イメージしやすいのは「プレゼントを贈る時」の考え方です。

プレゼントは相手のためを思って贈ります。

誕生日や記念日などのイベントに
せっかく贈るのなら
相手に「喜んでもらいたい」という気持ちは十分ありますよね。

相手の「喜ぶ笑顔」を想像しながら
プレゼントを選ぶこともあると思います。

そこで、質問です。

「相手が喜ぶプレゼントとはどういうものでしょうか?」


私が思うには、当たり前の様ですが一番うれしいのは、ずばり「欲しいと思っていたもの」でしょう

気になっていて、いつか欲しいなあ、とチェックしていたものがもらえると嬉しいですよね

ただ、気をつけなければいけないのは、
あまりピンポイントで選ぶと
外れた時のダメージも大きくなります。

なので、慎重に選ぶ必要はあります。

相手に直接聞いて確認する、という方法もありますが

そうした場合、サプライズ効果が全くなくなってしまうので
できれば、ストレートに聞くことなく
さりげなく把握したいものです。

◆ プレゼントにも、いろいろある

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「欲しいと思っていたもの」の次に嬉しいのは
一般的に使えるものや日用品や食べ物など、でしょうか

誰もが使えるような
汎用品だと外れは少ないものです

心の底から喜んでもらえる位まではなりませんが、大きく外れる危険性は少ないので
ある程度安心できます。

プレゼントとして、一番もらって困るのは何でしょうか

贈り手本位のもので、贈り手がいいと思うもの
つまり、「贈る側のこだわりが強いもの」です。
(※あくまでも、個人的な見解ですが…)

贈り手が本当にいいと思って
試してほしいとお勧めする日用品や食べ物であればいいと思いますが

贈り手が気に入っている置物や記念品など、使用場面が限定されるものは
人それぞれ好き嫌いがあるため、注意が必要です。

◆ アドバイスはプレゼントを贈るがごとし

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アドバイスする時には
つい自分の経験や自分だけの常識から判断して、行うことが多いと思います。

「よかれと思って」
「あなたのために」
「ぜったい間違いない」

この時のアドバイス贈る側の「思い」
強ければ強いほど、大きければ大きいほど
相手にとっては、「重い」余計な負担になることがよくあります。

「自己満足や余計なお世話」にならないためにもアドバイスする時には、
「プレゼントを贈る時の考え方」について考えることで

相手にとって、真に役立つアドバイスが贈れるのではないでしょうか


相手の役に立つ究極のプレゼントは
自分でもどうしていいか分からず、困っていたことがプレゼントをもらって解決したり、便利になったりできるものだと思います。

魚が欲しい相手に
「魚を取ってあげるよりも、釣り方を教えることがその人のためになる」という
言葉もあります。

相手にとって、真に役立つアドバイスが贈れるようになりたいものです。

そんなプレゼントが贈れて、心から喜んでもらえれば、本当に嬉しくなって、贈る側にも感動というプレゼントがもらえますね。

◆ アドバイスをする時に考える3つのこと

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コーチングにおける最初の段階は、
まずクライアントの「話を聴く」という
信頼関係の構築が優先になります。

その後の進展では、
アドバイスも必要になる場面が出てきます。

実際、アドバイスは受ける方もする方も
なかなか難しいものです

欲しいアドバイスを
欲しいタイミングでもらえるなら

スッと受け入れることができますが、
内容やタイミング(言い方も含めて)を間違うと受け入れがたい場合もあります。

アドバイスをする時には
『プレゼントを贈る時の気持ち』で考える必要があります。

アドバイスする時も
プレゼント同様と考えた場合、考え方は3つあると思います。

まず1つは
「相手の話をよく聴く」です。

相手の話をよく聴いて

好みや価値観などの
情報収集ができていれば

相手の欲しいものは選び易いと思います。

トランプのババ抜きに例えるならば

相手の持っているカードが
ほぼ分かるくらいまで情報を集めていれば

相手が欲しいと思っているカードを
差し出すことができます。

相手がジョーカーを持っているかどうかまで
分かるくらい把握できたらいいですよね

2つ目は
「一般的なアドバイスをする」です。

同じような状況にある人が困りがちなことに対する一般的な内容のアドバイスをしておけば

超感動するまでではないですが
もらってうれしいアドバイスとして
受け入れてもらえるかもしれません。

特に
みんなに好まれる食べ物や
使い勝手ある日用品のようなアドバイスは
重宝してもらえるかもしれません


最後は
一番もらって困る「よかれと思って」の
自分本位の決めつけアドバイスはしない
です。

受け取る側にとって
全く必要なく、置き場所もないプレゼントでは
もらっても困ってしまいます。

特に本人限定の強いこだわりがある「押し売り」的なプレゼントは
処置に困ってしまいます。


◆ アドバイスで一番大切なこと

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適切なアドバイスをするには、
「何をどう伝えるか」が大切です。

しかし、一番大切なのは

「相手のニーズをよく聴くこと」です

プレゼントの場合と違って
直接聞くことはできますので

質問しながら
相手のニーズを具体的に聴いていきます。

適切なアドバイスするためには
相手のニーズを
把握することから始まります。

相手の思いや考えを
まず出させてしまうのです。

先ほどのババ抜きの場合であれば

相手のもっているカードをすべて
オープンにしてしまうこと

実はババを持っていて不安だった

そんな気持ちまで十分聴くことができれば
相手は安心して、心を開きます

安心は信頼を生み
信頼はアドバイスを受け入れる土壌を作ります。

十分に聴いて理解し合うことで
アドバイスも受け入れやすい関係になります。


相手の思いや考え、感情を全て聴くまで
自分の思いや意見は控える、位の気持ちが大切です。

相手の話を
十分に聴けなかったり
待ちきれなかったり
思いが先走って暴発したり

「自己満足のアドバイス」だけは
しない様に気をつけたいものです。


【 まとめ 】

◆アドバイスをする時には
『プレゼントを贈る時の気持ち』で考えると
分りやすい

◆適切なアドバイスをするには
「相手のニーズをよく聴くこと」が大切

◆受け入れてもらうと
相手は安心できて、
信頼関係につながる。


今日もありがとうございます!

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