![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62804958/rectangle_large_type_2_2b4d7883199bec2a29948c910949696b.jpeg?width=800)
『人が不安になるのは、「分からない」から』
今回は「勝手な原理原則」を書かせていただきます。
これは自分が気づいた「人の行動や性質に関する原理原則」を勝手に書かせてもらうものです。
全般的には違うけど
「何となくあるかも・・」と思っていただける部分があれば幸いです^ ^
人が不安になるのは、ぼんやりしているからです。
人は、「はっきり、すっきり」しないと、いつまでも気になったり、不安になったりするようにできているのです。
人が、不安になるのは仕方がないことです。
大切なのは不安になったときに、自分なりにすっきり、はっきりさせる不安のコントロール方法を持っておくことです。
◆ 人が不安になるのはどんな時?
人が不安になるのは、どんな時でしょうか?
人によってその時々の状況や感じ方が違うから、人それぞれだと思います。
ただ多くの場合は、
✔ この先どうなるか分からない
✔ 今どうなっているのか分からない
✔ 人からどう思われているか分からない
「よく見えない」「ハッキリしない」「ボンヤリしている」などと、自分では、よく分からない時に不安になります。
◆ 人は、「分かる」と安心する
例えば、登山中に道に迷ってしまい、今どこにいるのか分からなくなった場合。
進行方向の経路を必死に探そうとしても、どう進めばいいのか、自分がどこにいるのか分からないとすごく不安になります。
特に初めての場所に行ったときに、「ここはどこ?」「これからどうなるの?」など分からないと不安になるのは、当たり前だと思います。
そんな状態の中で、今いる自分の位置が分かる、これからどこに進めばいいのか方向をつかめるなど、少しでも「分かる」ことがあると安心できます。
人は「分かる」と安心するのです。
「なんだ当たり前のことじゃないか」と思われがちですが、自分が不安の渦に巻き込まれて必死になってもがいている時には、なかなか気づけないことが多いのです。
◆ 自分をあきらめる
「分からないから不安、分れば安心」ということですが、どうしても自分では、分からない、どうすることもできない場合もあります。
例えば、
✔ 他人からどう思われているのか、という人の心の中
✔ この先どうなっていくのか、という将来の不安 など
目に見えないものは、分かりません。
その分からないことに対して、いつまでも囚われているとだんだん不安は大きくなります。
そんな時にはどう対処するかというと、
「分からないものは仕方がない」とあきらめてしまうことです。
「分からない」という事実が「分かる」ことで安心できます。
「分からない」という今の状況を受け入れて、自分を「あきらめる」と安心できるのです。
自分を「あきらめる」とは、「諦める」ではなく、「明らめる」ということです。
「諦める」という意味は、断念する、捨てる、手放すというマイナスイメージもってしまいますが、この場合の「明らめる」は、よく見る、ハッキリさせる、明らかにするという意味です。
今の自分の状態を「よく見て、理解する」
自分を明らめることで安心につながるのです。
◆ 自分を明らめる方法
自分の状態を知る方法には、いくつかありますが、その中でもおススメは「数値化」です。スケール化ともいいますが、自分の状態を数値で表します。
例えば、天気予報の場合、降水確率を数値で表しています。
今後、「雨が降る可能性がある」という漠然とした表現のままだと、傘を持って行こうか判断に迷ってしまいます。
それより、降水確率80%という表現で説明されると、傘を持っていこうと考える判断材料になります。
また、自分の体温を測る場合についても同様です。
何か熱っぽくて調子が悪いから体温を計ってみた結果、熱がなかった。と分かると安心します。
人は、自分の状態が具体的に分かると安心できるのです。
私がよくやっているのは、心の状態と身体の状態のスケール化です。
それぞれの状態を「0~100」で表します。
例えば、今の状態だと、心の状態は、穏やかなので「70」。身体の状態は、寝不足や飲みすぎもなく、疲労感もなく、いい状態なので「70」という感じです。
今の状態を把握することで、その日の過ごし方を考える材料にもなります。
数値が「80~100」であれば、絶好調で調子が良すぎるから、ちょっと飛ばし過ぎないようにブレーキをかけよう。
「30~40」なら、今日は控えめに過ごそう、などと判断の材料になります。
あくまでも、その日の状態を自分の主観で感じたままの判断なので、その日によって誤差はありますが、継続していくとだんだん誤差も安定してきます。
このように自分の状態が把握できると、どう対処すればいいかの基準ができるから安心できるのです。
カウンセリングやコーチングをする際にも、スケール化は、人の状態を推し量る場合にも、便利です。
「やる気あります」ではどの程度か分からないため、「やる気の度合いはどれくらい?」
あるいは、「不安なんです」「心配です」という言葉でも、人によって感覚は違うので分り難いです。
「不安や心配の度合い」や「障害の高さ」なども数値化する習慣をつけていると、その時の相手の状態が分かる目安になります。
「目に見えない」「分からない」ことを、あえて数値化すると何となくわかるようになります。
何となくでも、「分かる」とスッキリして、安心できます。
分からないことを分かるようにする工夫も、安心して穏やかに過ごすコツでもあります。
自分なりの「はっきり、すっきる」する方法を準備して、試してみてはいかがでしょうか?
◆ まとめ
・「よく見えない」「ハッキリしない」「ボンヤリしている」など、自分ではよく分からないから不安になる。
・今いる自分の現在位置が分かり、これからどっちに進めばいいのか方向性がつかめれば、人は、安心できる。
・自分なりの「すっきり、はっきりする」方法を身に付けていると便利
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?