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動詞の工夫で変わる、文章の余韻

備忘をかねて、ライティングの参考となりそうなコツを書き溜めておきたい。僕は文章を書く際、よほど媒体のフォーマットが決まっていない限り動詞にバリエーションを持たせるようにしている。例えば、体の一部を使った表現を取り入れること。

より具体的には、「理解する」は「腑に落ちる」とする場合が少なくない。(頭ではなく)身に沁みてより深く理解している感じがするからだ。このほか、「別れる」は「手を振る」に。「祈る」は「手を合わせる」「驚く」は「目を丸くする」で、「謝る」は「頭を下げる」「行く」は「足を運ぶ」となる。特に後半のような使い方は、体の一部をフォーカスすることで、映画的な効果が見込める。一連の動作が視覚的にはっきりと想起されるからだ。

「体」だけではない。「モノ」にフォーカスすることでも同様の効果が期待できる。例えば、「買う」は「財布の紐をゆるめる」「入る」は「敷居をまたぐ」「読む」は「ページを繰る」で、「書く」は「筆をとる」。こういうものもある。「(レコードを)かける」を「(レコードに)針を落とす」に。なんとなく、プツプツといったノイズが聞こえてくるようで、いい。


https://twitter.com/ishinoyuichi

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ロンドンと東京が拠点のコンテンツエージェンシー TAMLO代表/海外企業の日本進出、日本企業の海外事業推進をデジタルマーケティングで支援しています/英語の編集/ニッポン放送、All Aboutを経て渡英/プロライター大阪道場主宰